カーリースで喫煙はNG?車内でタバコを吸ってると最後はどうなる?

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愛煙家の方には肩身が狭い近頃ですが、せめて閉鎖された空間である車に乗っているときくらいは自由にタバコを吸いたいのではないでしょうか?

しかし車内においても禁煙化の波は起こり始めていて、たとえばニッポンレンタカーでは2018年11月1日より乗用車・ワゴン車の全てのクルマが禁煙車となっています。

 

そこで気になるのが同じ「車を借りる」サービスである「カーリース」ではどのようなルールになっているのか?ということです。

喫煙可能なカーリースはあるのか?喫煙不可で吸ってしまったのが判明した時にペナルティなどはあるのか?

タバコを愛するあなたがカーリースのご利用をお考えなら必ずチェックしておきましょう。

 

購入した車の査定額は喫煙でどのくらい違う?

喫煙に対してのカーリースのルールを確認する前に、購入した車を査定に出したときに、喫煙によってどれくらい査定額に影響があるのかを簡単に確認しておきましょう。

愛煙家のクルマでの喫煙には3つのマイルールがある

最初に確認しておきたいのが、愛煙家でも車内の喫煙について大きく3つのタイプに分かれていることです。

  1. 車内で喫煙するが窓は閉じたまま吸う
  2. 車内で喫煙する時には窓を開けて換気しながら吸う
  3. 車内では吸わずに車を降りてから吸う

同じ愛煙家でもこのように車内での喫煙については大きく3タイプのマイルールがあります。

そしてこのような利用の仕方の違いにより数年後のクルマの室内の状態は大きく差が出るはずです。

具体的には1の換気をせずに吸う方の室内は天井をはじめ各所はヤニで黄ばんだ状態になっているはずです。また車内で吸う1と2のタイプなら走行中の振動などで、うっかりシートなどに焦げ跡がついてしまう可能性も高いでしょう。

それとは反対に3の車内で吸わない方のクルマは黄ばみや臭いが付着する可能性も少ないでしょう。

そのため、新車を数年乗った後に下取り査定を行った場合は査定額に差がついてしまう可能性があります。

査定額の違いはどのくらい?

このようなタバコの吸い方により査定額の違いが発生するのですが、軽い汚れや臭いのために室内の清掃・クリーニングで対応できる場合と、状態が悪く内装部品の交換まで必要になる場合では大きく違います。

室内の黄ばみや臭いはクリーニングで大丈夫でタバコの焦げ跡が修理で大丈夫なら査定額が5万円程度下がるだけで済む可能性があります。

しかし、クリーニングで対応できないほど状態が悪く天井やインテリアなどに交換が必要なケースでは15~20万円ほど査定額が下がってしまうことがあり、高級車であれば内装の部品代が高額であるために、さらに査定額が下がる可能性があります。

 

カーリースは車内の喫煙はOK? NG?

車内でタバコを吸うことで査定額に影響があることが分かったのですが、カーリース会社では喫煙によって貸しているリース車両の価値が下がってしまうからと喫煙は禁止となっているのでしょうか?

結論を先に言わせていただくと、車内での喫煙を禁止(NG)としているカーリース会社はほとんどありません。

吸えます。

 

カーリースは新車を購入する時のように、まとまった頭金は無しでOK、月々の定額支払いのみでも新車に乗ることが出来るのが大きなメリットと言えます。

そして新車を購入したのと同様に自由に使用できるのがメリットです。カーリース新車を借りることの出来るサービスですが、カーリース会社は契約者の希望する車種、ボディカラー、オプションなどを受けて自動車販売会社(カーディーラー)にその都度、新車を注文して貸し出しています。

 

契約者は新車を注文するように国産車の全メーカーの全車種の中から希望の車種やカラー、オプションを選び、納車は最寄りの担当カーディーラーから新車が届きます。

そして、届けられた車の使用方法には制限はありません。

メンテナンス工場の指定や、走行距離の上限設定などはありますが、普通にクルマに乗るのに制限と感じることは無いはずです。

 

このようなことから、カーリースには喫煙に関する制限もないために、愛煙家の方でもレンタカーのように車内での喫煙を控える必要は無いと言えるでしょう。

 

車内の喫煙でレンタカーはペナルティ?カーリースの最後はどうなる?

前述の通り、同じクルマを借りるサービスであるレンタカーでは全車禁煙としているケースが多くなっています。

そして、車内での喫煙が発覚した場合は「ペナルティ」を支払わなければならない場合もあるようです。

たとえばまたニッポンレンタカーの例ですが、乗用車・ワゴン車クラスの車内での喫煙が発覚した場合は、利用者は「休業補償料」として2万円を支払わなければなりません。

喫煙による臭いや汚れを落とす期間、車両が貸し出せませんので補償料を支払わなければならないのです。

 

カーリースでは返却時に「清算」が必要になることも・・

じつは、カーリースでもリース終了時のクルマの状態によっては「清算」が必要になってしまうこともあるのです。

清算が必要になる理由はカーリースの仕組みをざっくり知ればよく分かります。

 

カーリースの料金のしくみ

カーリースの料金がどのように決められているのかを簡単に説明します。

カーリスではリース契約終了時のクルマの査定額「残価」を予想して、新車の価格からあらかじめ「残価を」を値引きした金額をベースに月々のリース料金が決められています。

カーリースの料金には新車の登録諸費用や契約期間分の自動車税、車検時に支払う自賠責保険、重量税などが含まれますので、上記の新車の価格から「残価」を引いた金額に、これらの費用を加算(+)した金額を利用月数で割り算(÷)したのが月々のリース料金になります。

カーリースではこのように新車の価格の全てではなく「残価」を値引いた金額だけを支払えばよいために、新車の車両価格と初期費用などの全てを支払う必要のある「ローンでの購入」と比べると支払い総額が安くなるのもメリットの一つです。

そして、カーリースは毎月の均等料金のみの支払いで新車に乗ることが出来るのは1番のメリットで、近頃のカーリースの人気上昇もこの点が大きいと考えられます。

またカーリース各社で用意される「メンテナンスパック」に申し込めば、定期点検や消耗品の交換、さらに車検なども含めて利用期間中はずっと定額支払いのみで済むために、家計の見通しが良くなるというのも利用者には嬉しいポイントです。

しかし、カーリースは「残価」があるために安く新車に乗れる半面、「残価」があるばかりに注意しなければならない点もあるのです。

 

車内での喫煙・タバコと残価の関係

残価を値引いてくれる分、安く新車に乗れるカーリースですが、その残価というカーリース会社が予測したリースが終わる時の査定額は、あくまでも決められた契約期間を「普通に使用すれば、このくらいの金額になるだろう」というものです。

そのため乱暴にクルマを扱ったり、見過ごすことのできない車体の傷や凹み、車内の簡単には落とせないような汚れなどが見つかった場合は「残価」よりも査定額が下回ってしまうために差額を「清算」しなければならないこともあるのです。

残念ながら、車内で喫煙をして天井やインテリアなどにヤニの黄ばみや臭いが付いてしまうことは「普通の使用」には含まれないことがほとんどです。

 

カーリース会社はリース期間が満了となって返却された車を次は中古車のカーリース車両、レンタカーとして貸し出したり、中古車として販売する予定があるので、返却する車は大切な商品です。

そのため車体の傷や汚れ、匂いだけではなく、走行が多いこともクルマの価値を下げてしまう原因になるため、リース期間中の走行距離の上限を設定しています。

また、カーリース会社の中には車内禁煙としているケースもありますので、契約前に必ず「禁煙」や、喫煙した場合の清算が必要になってしまう基準などをカーリース会社の担当者に確認するようにしましょう。

喫煙の他にカーリースで注意すること

 

喫煙によって状態が悪いと清算が必要になってしまうこともあるカーリースですが、他にも注意するポイントがありますのでチェックしておきましょう。

この注意するポイントは当てはまる人には「デメリット」にもなりますので、カーリースがご自分に向いているか、いないかの判断材料にもなります。

走行距離の制限がある

先にも触れましたが、クルマの価値は走行距離によっても大きく上下しますので、カーリース会社はリース期間中の走行距離の制限を設定して、リース車両の価値を一定水準以上に保つようにしています。

一般的に設定される走行距離制限は月当たり1,000キロ、年間1万2千キロ程度であることが多く、これは平均的な日本のドライバーにはかなり余裕のある設定ですので、デメリットとなる人は多くないでしょう。しかし、自分は平均よりも多く走行している自覚のある方は過去の平均走行距離の確認をする必要があります。

この「上限は月当たり1,000キロ」というのはあくまでも目安で、5年契約60か月の場合は

60か月×1,000キロ=60,000キロですので、

1か月に何キロ走行しても、リース終了時に6万キロを超えていなければ問題ありません。

上限走行距離を超過してしまった場合は1キロごとに数円~十数円の違約金が加算されてしまいますので、超過距離によっては高額な支払いとなります。

 

期間中の途中解約ができない

カーリースでは原則としてリース期間中の途中解約が出来ないルールになっています。

そのためやむを得ない理由で解約が認められた場合は未払いの残りのリース期間分のリース料を「解約金」として原則一括で支払う必要が発生するために、残りのリース期間によっては高額になってしまいます。

そのため、海外に転勤などの可能性のある職場にお勤めなど、クルマを利用できなくなる可能性が想定できる方は短期契約、または中古車購入などの選択肢も視野に入れる必要があります。

また、事故などでリース車両が「全損」となった場合はリース契約が継続不可能になりますので、その場合は「強制解約」となり中途解約と同様に支払いが必要になります。

 

クルマのカスタム改造は禁止なので返却時は注意

カーリースでは車の改造やカスタマイズは原則禁止になっています。

こちらも原則ですので、納車後にお気に入りのカーナビや、冬にスタッドレスタイヤを取り付けることは問題にはなりません。しかし、返却時は納車された時の状態に戻して返却することが大前提になります。

そのため、カーナビやタイヤ+ホイールなど、元から取り付けてあったパーツを取り外して交換取り付けした場合は元からあったパーツを紛失しないようにしっかり保管しなければなりませんので注意しましょう。紛失してしまった場合は原状復帰のために費用が請求されますが、純正のオーディオやナビ、タイヤ+ホイールセットは意外に高額です。

 

タバコや他の注意点も関係ないカーリースもある?

タバコによる車内の黄ばみや臭い、そして走行距離制限やカスタム改造の制限などもほぼ関係ないカーリースがあります。

それが「クルマがもらえる」タイプのカーリースです。

これは残価設定が無いカーリースですので、リース期間が終了するとクルマを返却することなくそのままもらえるカーリースです。

自分のクルマ(=所有者)のなりますのでタバコの臭いや汚れ、車体の傷や改造・カスタムをしても自由です。もちろん走り放題で走行距離制限からも解き放たれます。

このようなルールのあるカーリースは多くありませんがここでは人気の2社をご紹介します。

カーコンカーリースもろコミ

カーコンカーリースもろコミは契約期間が3年、5年、7年、9年から選ぶことが出来ますが、3年と5年は一般的なリース期間終了後にクルマを返却するタイプのプランで、7年と9年は終了後にクルマが乗り放題オプションになっています。

カーコンカーリースもろコミはリース期間分の車検無料クーポンも契約特典でもらえますので、リース期間中の維持費も抑えられるのもポイントです。

定額カルモくん

定額カルモくんはクルマがもらえるカーリースではないのですが、オプションでクルマがもらえる「もらえるオプション」が設定されています。

定額カルモくんの契約期間は最短1年から1年刻みで11年までと幅広いのが特徴ですが、もらえるオプションは7年以上で軽自動車またはコンパクトカーが対象になります。

オプション費用は毎月のリース料金に加算され、7年契約では毎月550円の加算、8年では440円、9年~11年では330円となります。

定額カルモくんは他にもメンテナンスパックに特徴があり、リース終了時に傷や汚れがあっても軽自動車で15万円、その他では18万円まで清算のための費用を負担してくれる補償が付いてきますので愛煙家の方にも嬉しいカーリースです。また、この補償があるために、定額カルモくんは初心者ドライバーや運転に自信が無い方からも支持されているカーリースです。

まとめ

 

喫煙者・愛煙家にとってはカーリースは終了時に汚れや臭いなどで清算が必要になる可能性があるために申し込みに踏み切れないという方も多いのではないでしょうか?

しかし、タバコを車内で吸わないようにすれば清算が必要になるほど状態を悪くしてしまうこともないでしょう。

でも、どうしてもタバコを吸いながらドライブを楽しみたいというなら今回ご紹介した「車がもらえるカーリース」であれば心配の必要なありません。

タバコを吸う方にもいろいろなスタイルがありますので、ご自分にピッタリ合ったカーリースを選んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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