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「定額ニコノリパック」はリース期間中のクルマに関する費用がすべてコミコミで定額で乗ることが可能な人気のカーリースです。
ところが、人気があれば悪いウワサ話がささやかれるようになるのは有名人と一緒です。
その悪いウワサとは今回のタイトルの通り、
「定額ニコノリパックは高いから損をしてしまう」
とういうものなのですが・・・
コミコミであるため料金が高くなると思われているのでしょうか?
落し穴があるようなウワサを知ってしまうとどうしても気になってしまいますね。
そこで実際に他社のカーリースと料金を比較してみることにしました。定額ニコノリパックはウワサ通り、高くて損をしてしまうカーリースなのでしょうか?
定額ニコノリパックと他社の料金を比較
早速ですが、定額ニコノリパックの料金をカーリース主要の大手各社と比較してみます。
カーリース各社ではそれぞれ基本料金に含まれる費用に違いがありますので、単純に比較は出来ないのですが、参考までにご覧ください。
カーリースでは国産車全車種からお好みの車種を選べますが、今回比較の対象とするのは、人気の軽自動車、「ホンダN-BOX」を選んでみました。
ホンダN-BOX
比較するのは、定額ニコノリパック(ニコノリ)、コスモMyカーリース(コスモ)、定額カルモくん(カルモ)、カーコンカーリースもろコミ(もろコミ)の4社です。
■グレード:N-BOX G Honda SENSING
■支払い:月々定額※頭金0円、ボーナス加算無し
期間 | ニコノリ | コスモ | カルモ | もろコミ |
3年 | ー | 34,980円 | 34,760円 | 35,420円 |
5年 | 26,180円 | 25,410円 | 26,730円 | 29,040円 |
7年 | ー | 21,560円 | 24,420円 | 25,080円 |
9年 | ー | ー | 20,790円 | 21,230円 |
11年 | ー | ー | 18,480円 | ー |
定額ニコノリパックの契約期間は5年・60ヶ月が基本となっています※相談により3年から7年まで可能です。
また他社でも扱う契約期間が違うのですが、カーリースの契約で1番利用する人が多い「5年契約」は各社で共通して取り扱いがあります。
そこで5年契約で比べてみると、コスモ石油のカーリース「コスモMyカーリース」が25,410円で最安値です。またカーコンビニ倶楽部のカーリース「カーコンカーリースもろコミ」が29,040円で1番高いことが分かります。
その差は3,630円ですが、これは毎月の支払額の差額で、5年間では
3,630円×60ヶ月=217,800円(!)となります。
かなり違いが出るものですね。
また、定額ニコノリパックとコスモMyカーリースは月々の差額が770円ですので、5年間では46,200円の違いになります。これだけ見ると確かに定額ニコノリパックはコスモMyカーリースと比べると「高い」と言えそうですね。
でも、カーリースはこれだけで高い、安いは決めることが出来ません。
上記の通り、カーリースは自動車を所有すると支払いが必要になるいくつかの費用が基本料金に含まれているのですが、その内訳が各社違いがあるのです。
そのため、その部分も含めてトータルでお得なカーリース会社を選ぶことが重要です。
カーリース各社で基本料金に含まれているもの
それでは各カーリースの基本料金に含まれているものをチェックしましょう。
内容 | ニコノリ | コスモ | カルモ | もろコミ |
自動車税 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
自賠責保険料 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
自動車重量税 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
車検基本料金 | 〇 | × | × | 〇 |
オイル交換 | 〇 | × | × | × |
ウォッシャー液補充 | 〇 | × | × | × |
バッテリー液補充 | 〇 | × | × | × |
クーラント補充 | 〇 | × | × | × |
ガソリン値引き | 5円/L値引き | 1円/L値引き | × | × |
ご覧のように、5年契約で1番お安い料金のコスモMyカーリースでは車検の時に支払う「自賠責保険料」と「自動車重量税」が基本料金には含まれていません。
新車の乗用車では新車の登録から3年後に最初の車検を迎えますので、5年契約ではコスモMyカーリースだけは「自賠責保険料」と「自動車重量税」の合計金額を別途支払う必要があります。※有料オプションで2つの費用を含めることも可能です。
その「自賠責保険料」と「自動車重量税」の合計は以下のようになります。
自動車重量税6,600円+自賠責保険料25,070円=31,670円
車検費用が含まれている!
また、定額ニコノリパックとカーコンカーリースもろコミには基本料金に車検の基本料金などが含まれているのは驚きではないでしょうか?この車検の基本料金とは車検を受ける前にクルマに不具合箇所が無いか調べる「24カ月定期点検」の作業料金と、事務手数料(車検代行手数料とも言います)が含まれるもので、その費用は軽自動車でもディーラーでお願いすれば3万円前後必要になります。
また定額ニコノリパックだけの特徴として、他社では有料オプション扱いのオイル交換などのメンテナンス費用が基本料金に含まれています。ウォッシャー液やバッテリー液、クーラント(冷却水)の補充費用は高額な作業ではありませんが、オイル交換に関してはリース期間中6ヶ月毎計9回も行いますので、かなりの費用が浮くことになります。ちなみに軽自動車のオイル交換費用はオイルの種類にもよりますが、1回3,000円から5,000円程です。つまり1回3,000円としても27,000円分のオイル交換費用が浮くことになるわけですね。
ウォッシャー液やバッテリー液、クーラント(冷却水)の補充費用も合わせるとメンテナンス費用として3万円以上お得になりそうですね。
以上の費用をまとめてみると、
- 自動車重量税+自賠責保険料=31,670円
- 車検の基本料金=およそ30,000円
- メンテナンス費用=およそ30,000円
- 合計約9万円以上
となりますので、月々のリース料金の合計ではコスモMyカーリースの方が定額ニコノリパックより46,200円安かったのですが、トータルでは約5万円程定額ニコノリパックの方が安いことになります。
ガソリンの値引きで走るほどお得に
さらに定額ニコノリパックではガソリン値引き5円/Lがリース契約終了までずっと続きます。コスモMyカーリースでもガソリンスタンドのコスモ石油らしく値引きがあるのですが、有料メンテナンスパックに加入しない場合の値引きは1円/Lで月々100リットルまでの制限付きとなります。
そのため走れば走るほどトータル金額では定額ニコノリパックがお得になるようです。
以上のことから、定額ニコノリパックは「高いから損をしてしまう」というのは間違いで、むしろトータルで考えれば1番リーズナブルに利用できるカーリースであることがお分かりいただけたかと思います。
別途支払いが必要な費用は?
これ以外に別途必要になる費用は「燃料代」と「任意保険料」、そして自宅にクルマの置き場がなければ「月極駐車場代」だけですので車に関する出費が管理しやすくなります。
さらに、任意保険(自動車保険)については定額ニコノリパックではカーリース専用の「ニコノリ専用乗用車保険」が用意されていますので、毎月の支払額の中に一緒にすることも可能です。
現在ご加入の自動車保険がある場合は割増引(等級)を継承しながらカーリースに特化した契約内容で加入が出来ます。たとえば普通の自動車保険場合はリース車両を万が一事故などで全損になってしまうと自己負担分がありますが、ニコノリ専用乗用車保険であれば全額保険でカバーできて、自己負担は0円です。
フルメンテナンスにするとどうなる?
ここまでは有料オプションなしの基本料金で比較をしましたが、カーリース各社で用意されているメンテナンスパックをセットした場合の料金も比較してみましょう。
このメンテナンスパック、各社では「簡易的なメンテナンス」と「コミコミのフルメンテナンス」の2種類から選べるようになっているカーリース会社もあるのですが、フルメンテナンスの料金を比較してみましょう。
料金は上記ホンダN-BOXの5年契約にフルメンテナンス料金を加算した場合の金額になります。
期間 | ニコノリ | コスモ | カルモ | もろコミ |
プラン名 | バリュープラン | ゴールドパック | ゴールドメンテプラン | メンテナンスパック |
3年 | ー | 39,930円 | 39,730円 | 38,170円 |
5年 | 29,480円 | 31,020円 | 31,700円 | 31,790円 |
7年 | ー | 27,390円 | 28,880円 | 27,830円 |
9年 | ー | ー | 25,250円 | 23,980円 |
11年 | ー | ー | 22,940円 | ー |
フルメンテナンスをパッケージした比較では定額ニコノリパックが29,480円で最安値ですね。その他の3社ではほとんど差が無いようです。
フルメンテナンスでは各社共、料金の中には「自賠責保険料」と「自動車重量税」が含まれています。
また高額なタイヤ4本やバッテリーの交換費用非などもカルモを除く3社では含まれているので、車検で交換が必要になっても支払いが上記金額の定額支払いのみで、ほぼフラット化が可能です。
しかし、定額カルモくんでは車を返却する時に車体や内装にダメージがあって清算が必要になっても上限金額まで負担してくれる独自の補償があったり、コスモMyカーリースではロードサービスが付いていたり、各社特徴がありますので、内容をじっくり確認することが契約後に後悔しないコツです。
まとめ
単純に月々の支払い額を比べてしまうと、確かに1番安いとは言えない定額ニコノリパックでしたが、クルマを所有していると必ず必要になる各種費用も合わせてトータルで比較すると定額ニコノリパックは4今回比較した4社の中では1番お得であることがわかりました。
またフルメンテナンスパックにしても定額ニコノリパックパックが他の3社を引き離して1番お安いようですので、落し穴のようなものは無く定額ニコノリパックは高くて損をするというのは間違いのようですね。
しかし、本文中で説明の通り、コスモMyカーリースには全国展開のガソリンスタンドのネットワークを上手く利用した「ロードサービス」が付属したり、定額カルモくんのような補償があれば安心です。少し高くても安心感を選ぶか?最安値の定額ニコノリパックを選ぶか?
あなたはどちらでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。