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新車で販売されるクルマの多くは同じ車種でも装備や見た目が充実して高級なタイプから装備などが少ないシンプルなタイプまで数種類の
「グレード」
が用意されています。
予算が許すのであれば1番高額な最上級グレードを選べば良いのですが、車の使い方によっては最上級グレードの豪華な装備のおかげで使い勝手が悪かったなんて事もあるためグレード選びは大切です。
ところで、そのグレードはカーリースの場合は自由に好みのタイプを選ぶことが出来るのでしょうか?
カーリースは自由にグレードやボディカラーを選べる?
もし、カーリースの車をカーリース会社の「在庫」している車から選ぶのであれば、希望通りのグレードやボディーカラーは運が良くないと選ぶことは出来ませんね。
そこで、実際にはどうなのでしょうか?
結論から言えば、カーリースは好みのグレードやボディカラーに純正オプションまで自由に選ぶことが出来ます。
カーリースは期間を決めて新車を借りることの出来るサービスですが、新車のリース車両を在庫として所有しているカーリース会社はとても珍しい存在で、多くのカーリースではお客さんとカーリースの契約が完了してから、その都度カーディーラーに新車を注文しています。
ちょっと新車を注文するまでの一般的な流れを説明しましょう。
まず最初に行うのはカーリース会社のインターネットの公式ページでセルフ見積りをして、金額などに納得すればそのまま申し込みを行います。
カーリースの申込みは同時に審査の申し込みを兼ねています。
審査といってもカーリースはローンでクルマを買う時のようにお金を借りるわけではないので審査は優しいものです。実際に「審査は甘い」とか「審査はゆるい」などと言われていて、スマホの分割購入と同様の程度の厳しさ(甘さ?)であるとお考えください。
審査に必要な日数は1~3日ほどで、審査を通過するとカーリース会社の担当者と一緒にメールまたは電話で申し込み内容の最終的なチェックを行います。
しっかり申込み内容を確認してOKであることを担当者に伝えると、カーリース会社から契約書が郵送・宅配で送られて来ますので、契約書に記入、捺印してから返送すれば契約が完了となります。
カーリース会社は契約が完了してから、このタイミングでカーディーラーに新車を発注するのです。
このような流れで新車を注文しているために、契約の前の最終的な確認をおこなう前であればグレードやボディーカラー、純正オプションなどの変更も可能ですので、申込み時に迷っていても、ざっくりと決めておけば大丈夫です。後から変更が出来ますのでご安心下さい。
グレードによるリース料金の違い
カーリースの料金は車両価格が高ければ高いほど比例してリース料金も高くなっていきます。そのため、上級のグレードにすればリース料金も高くなりますので、グレードによる料金の変化を参考までに見て見ましょう。
ホンダN-BOXのグレード別リース料金
※全てHonda SENSING装着車
グレード | 3年 | 5年 | 7年 |
G | 34,776円 | 25,272円 | 21,492円 |
G・L | 36,504円 | 26,676円 | 22,680円 |
G・EX | 37,908円 | 27,864円 | 23,760円 |
G・Lターボ | 39,528円 | 29,052円 | 24,840円 |
G・EXターボ | 40,284円 | 29,700円 | 25,380円 |
Custom G・EX | 40,176円 | 29,592円 | 25,380円 |
Custom G・L ターボ | 42,336円 | 31,320円 | 26,892円 |
Custom G・EX ターボ | 43,092円 | 31,968円 | 27,540円 |
Custom G・EX ターボ ※4WD | 45,252円 | 33,696円 | 29,052円 |
トヨタアクアのグレード別リース料金
グレード | 3年 | 5年 | 7年 |
L | 46,548円 | 34,992円 | 29,916円 |
S | 48,492円 | 36,396円 | 31,212円 |
S“Style Black” | 50,220円 | 37,800円 | 32,400円 |
Crossover | 51,516円 | 38,772円 | 33,264円 |
G“GR SPORT” | 56,592円 | 42,768円 | 36,612円 |
軽自動車とコンパクトカーの売れ筋2台のリース料金を調べてみましたが両車共に3年契約では安いグレードと最上級のグレードでは月々の料金が1万円も違いますね。3年間の合計では同じ車でも支払い総額が36万円ほど違うことになります。
カーリースではグレード選びはもちろん、ボディーカラーもメーカー設定色の中から自由に選ぶことが出来ます。しかし、ボディーカラーによっては追加料金が必要な場合もあります。
また、純正オプションも、生産工場で取り付ける「メーカーオプション」とカーディーラーなど自動車販売店で取り付ける「ディーラーオプション」のいずれも自由に取り付けが可能ですが、当然リース料金に加算されますので予算オーバーとならないように料金を確認してから契約をしましょう。
グレードを変えればワンランク上の車種も手が届く?
カーリースではグレードの違いによって同じ車種でも月々の支払額がかなり違うことが分かりました。
そのため、予算に合わせたグレードを選ぶことにより頭金など無しでも好みの新車に乗ることが可能になります。
しかし、グレード選びが出来るメリットはそれだけではなく、同じ予算でも車種の選択肢が増えるメリットもあるのです。
自動車メーカーは様々なお客様の予算や好みに合わせた多数の車種をラインナップしています。
メーカーによっては軽自動車から高級車までそろえて、価格帯も意識して微妙に階段式に変えて設定しています。
その各車種にそれそれグレードの設定がありますので、上ランクの車種の安いグレードとその下のランクの車種の最高グレードでは価格帯が重なることが良くあります。
そのため、グレードを下げることにより同じ月額料金で上のランクの車をリースすることも可能になるのです。
逆に車のランクを下げれば豪華装備の最上級グレードを選べる可能性もあります。
これについてはそれぞれの方の好みや価値観の問題ですが、上級クラスの安いグレードのクルマを選んだ場合には装備を自分で後付けすることも可能です。
カーリースにカーナビやパーツなどを後付けできる?
グレードを下げてリース車両を利用する場合では装備が不足していると感じることもあるかもしれません。
また高額な純正オプションを取り付けないで料金を抑えて申し込んだ場合も同様です。
例えば、純正のカーナビ兼オーディオなどの装備は基本的に高額ですので、取り付けなければリース料金を抑えることに効果的です。
しかし、ナビやオーディオが無いと困ってしまうわけですが、納車された後からカーリースの車両に勝手に取り付けても大丈夫なのでしょうか?
じつは、カーリースは基本的にカスタムや改造は禁止されています。そのため後から取り付けたカーナビやパーツなどをそのままの状態でリース終了後にクルマを返却すると違約金として元に戻す費用を清算しなければならないこともあるのです。
しかし、カーリース各社の「よくある質問」には、後から取り付けた装備は取り外して元の状態に戻せば問題ないと記載されていますので返却時に外し忘れなければ問題ありません。
≫ 参考:カーリースの車をパーツ交換やオールペン、改造のカスタムはOK?
高額な純正オプションなどは取り付けずに、安く購入できる汎用の製品を取り付ければ大丈夫です。近頃はスマホのナビを利用する方も多く、利用するには車載用のスマホスタンドを購入するだけで済みますのでカーナビとしては一番安上がりの方法です。
カーリースのグレードについてのまとめ
カーリースはグレードやオプションを自由に選べますので、予算内で1ランク上の車種やランクを下げて最高グレードの車に乗ることが可能です。
さらにリース会社によってはリース期間中のガソリンを値引きしてくれるものもありますので、燃料代が安い分同じ予算でグレードを上げたり、オプションを増やすことも可能になります。
カーリース会社の多くは各公式ページで簡単にセルフ見積りが出来ますが、当然グレードを変更して料金を比較することも出来ますのでご自分の好みと予算にあったクルマ選びが簡単に出来ます。
グレードによる違いが分からない場合でも各社でメールや電話で質問ができますので、ご自分にぴったりなクルマ選びに活用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。