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「うわっ!やってしまった!
カーリースのクルマなのに、シートに食べこぼしの落ちそうにない酷い汚れが付いてしまった・・・」
カーリースは契約期間中は自由にクルマを購入したのと同様に利用出来ますが、数年間のリース期間中には上記のようなことが起こる可能性は誰にでもあります。
このようなケースではリース料金以外にも別の費用を清算しなければならないのでしょうか?
「清算」のリスクがカーリースのデメリット
結論から先に言ってしまうと、リース終了後のクルマの車内に酷い汚れがある場合には追加請求が発生することもあります。
この、リース終了後に「清算」が必要になるというリスクがあることがカーリースのデメリットであると良く言われています。
なぜ、清算が必要になるの?
なぜ、カーリースは追加の費用の「清算」を請求するような意地悪なことをするのでしょうか?
それには、カーリースの仕組みをざっくりと知ることで意地悪ではないことが理解できます。
カーリースには「残価設定」というものがあります。
残価とは、カーリース期間が終了した時のクルマの査定額を予想したもので、カーリースの料金は車両価格からあらかじめ残価分を値引きした金額をベースに決められます。
つまりカーリースは残価を引いた金額だけ支払えばよいために、購入金額の全てを支払うローンでの購入よりも支払い合計額が安く済むメリットがあります。
このようにカーリースの利用者は残価があるためにお手頃な料金で新車に乗れるメリットがある反面、この残価によってデメリットと呼ばれる事も存在してしまうのです。
残価が決められているカーリースではリースが終了してクルマが返却されるとリース会社が査定を行うのですが、査定額が設定してある残価を下回ったしまった場合には差額分を清算することになってしまうのです。それとは逆に返却されたクルマが人気車種となり、市場価格が上昇して残価を上回ったときには差額を受け取ることもあります。
残価よりもクルマの価値を下げてしまう原因には、大きく分けて2つ
- 走行距離
- クルマの状態
この2つになります。
1の「走行距離」はクルマの価値を大きく上下させてしまうものですので、カーリース会社はリース期間中の走行距離を制限して、クルマの価値を一定水準以上に保つようにしています。そのため、上限の走行距離を超過した場合は1キロあたり数円~十数円の料金を別途精算する必要が発生し、超過距離によっては非常に高額になってしまいます。
2の「クルマの状態」の中に車内の汚れも含まれています。乱暴にクルマを扱ったことによるクルマの損耗状態や傷や凹み、車内の汚れやタバコの焦げ跡なども査定額を下げてしまい、清算の必要発生してしまうことがあります。
クルマの改造やカスタムはカーリースでは原則的に禁止されていますが、元の状態に戻してからクルマを返却すれば問題になることはありません。しかし、戻し忘れていたり、元に戻せなくなるような改造を行った場合には清算が必要になる確率は高くなります。
残価を設定したクルマはカーリース会社にとってリース終了後も「商品」ですので、返却されたクルマは中古車として販売をしたり中古リース車両として貸し出したりすることを予定しています。しかし、返却されたクルマの価値が下がっていた場合は予定していた通りの価格で中古車としても販売することが出来なくなりますのでリース会社は利用者に清算をお願いをしなければならないのです。
車内の汚れはどの程度で清算の対象になるのか?
一口に車内の汚れといってもクルマの価値を下げてしまうような汚れとはどの程度のものを指すのでしょうか?
これについて一般的には普通にクルマを利用していて付いてしまう食べこぼしや飲み物がこぼれた跡などの多少の汚れが問題になることはありません。
このような「多少」の汚れであれば市販のシートクリーナーなどで簡単に綺麗になってしまうことが多いために、クルマの価値を下げてしまったと判断されることはほぼありません。
落ちにくそうな酷い汚れであれば清算を覚悟しなければなりませんが、「多少」の汚れであるのなら申告せずにそのまま返却しても問題は無く追加支払いの請求が来ることも無いでしょう。
注意点としては追加の請求を回避するために自分で汚れを落とそうとして、余計に悪化させてしまうことです。多少の汚れなら上記の通り市販のクリーナーで簡単に綺麗になることが多いのですが、酷い汚れの場合はプロにでも頼まない限りそのまま返却した方が精算金も低く抑えられます。
服のシミと同様に知らずに手を出すと状態を悪化させてしまうことの方が多いのでご注意下さい。
カーリース会社によって査定の基準が違う
車内の汚れについては走行距離のように「数値」で分かるものではないために清算が必要になるかの判断は利用者では難しいものです。
さらにその判断基準がカーリース会社によって(場合によっては担当者によっても)違うためにどの程度で清算が必要になるか説明することは困難です。
カーリース会社の査定基準と返却されたクルマの「汚れ」の状態によっては価値が下がったと判断され、残価との差額を清算しなければならないことが起こるのです。
しかし、前述の通り多少の汚れレベルであれば車体の紫外線による色あせや劣化と同様に「常識的に起こるもの」と見なされて別途請求の対象になることはありません。
つまり、汚れ=清算というわけではないので神経質になりすぎる必要はなく、7年~9年などの長期間クルマを利用すれば誰が利用しても多少の汚れは付くのは想定内であるとカーリース各社も理解してクルマをリースしています。
しかし、酷い汚れをつけてしまうと清算が必要になる可能性は高くなるために、なるべく汚さないように考えて利用する必要はあります。
車内を汚さないためには?
車内を汚さないために飲食などを禁止にしてしまうと今度はそれがストレスになってしまいます。
子供が同乗するのであればなおさらです。
そのため、「禁止」にするよりも「対策」をする方がおすすめです。
具体的にシートカバーを装着したり、レジャーシートを敷いてみるのが簡単で効果的です。
家族や友人、恋人とのドライブは楽しいもので、車内で飲食も楽しみの一つです。
そのような時には一言「リース車であるので汚せない」ことを伝えておくことも汚れを防ぐために必要です。
残価設定0円なら汚れも問題なし?
車内を汚してしまって清算が必要になってしまうのは残価よりもクルマの価値を下げてしまうからです。
ところが、カーリースの中には残価が0円に設定されている会社もあることをご存知でしょうか?
残価0円ということはリース終了時にクルマの価値が0円であると設定されているということです。
つまり、どれだけ車内に汚れがあっても、走行距離を走っていても0円以下に価値は下がりませんので清算が必要になることは無いのです。
それにプラスして残価0円のカーリースではリース終了後にクルマがそのままもらえることも特徴です。
カーコンカーリースもろコミ
カーコンカーリースもろコミは残価0円設定のカーリースでリース期間終了後はクルマが自分のものになります。
残価0円ですので車内の汚れなどクルマの状態が悪いことが原因の清算は一切関係が無く、走行距離の制限もありません。
契約期間は7年と9年の2種類のみでとてもシンプルです。
7年契約ではメンテナンスパックとカーナビやETCなどがセットされた「アクササリーセット」が料金据え置きでパッケージされたお得な「特選車」が用意されていますので、こちらを選べばさらにお得に新車に乗ることが出来ます。
≫ 参考:カーコンカーリースもろコミとは?審査や申込み手順まるわかりガイド
カーコンカーリースもろコミ参考料金
■車種:ダイハツタントL
■料金
7年契約
- 月々支払額: 22,248円(税込)ボーナスなし
- 月々支払額: 8,100円(税込)ボーナス:80,352円(税込)年2回
9年契約
- 月々支払額: 19,008円(税込)ボーナスなし
- 月々支払額: 8,100円(税込)ボーナス:65,448円(税込)年2回
定額カルモくん
定額カルモくんは残価0円ではありませんが、有料の「クルマがもらえるオプション」を申し込んで月々324円~540円をリース料金に加算して支払うことでリース終了後にクルマがもらえるようになるカーリースです。
クルマを返却しないで自分のものに出来ますので、クルマの状態による清算や走行距離制限も関係がなくなります。
定額カルモくんは契約期間が1年~9年と幅広いのが特徴ですが、クルマがもらえるオプションの対象は契約期間が7~9年で、車種も軽自動車とコンパクトカーに限定されています。
定額カルモくん参考料金
■車種:ホンダN-BOX G・L・Honda SENSING
■料金(定額カルモくんは均等払いのみ)
※料金はクルマがもらえるオプション料金込みの金額です。
- 7年契約:月々支払額: 26,352円(税込)ボーナスなし
- 8年契約:月々支払額: 24,192円(税込)ボーナスなし
- 9年契約:月々支払額: 22,248円(税込)ボーナスなし
カーリースの車内の汚れのまとめ
カーリースの車内を汚してしまった時の追加支払いについて説明させていただきました。
ここでまとめますと、
- リース後の査定額が残価を下回ると清算が必要になる
- 普通に付く汚れなら清算の必要は無い
- 査定基準がリース会社によって違う
- 汚さない工夫をしておけば安心
- 残価0円設定なら酷い汚れでも問題なし
車内の汚れに対して過敏に神経質になる必要はありません。しかし、どうしても汚してしまうのが気になってしまうのであれば残価0円設定のカーコンカーリースもろコミやオプションで関係がなくなる定額カルモくんの利用が安心かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。