ダイハツ ハイゼットカーゴはワンボックスタイプの広い室内空間を持つ4ナンバー商用貨物バンの代表的な人気車種です。
軽自動車規格の中で最大限の室内空間をとることを目的に設計された商用貨物バンであるため、本来のビジネス用途はもちろん、趣味の道具の運搬やバイクのトランスポーターなどパーソナルな用途でもハイゼットカーゴは人気の1台です。
そのためカーリースでも各社で常に申し込みの多い人気車種となっています。
そんなハイゼットカーゴのリース料金は月々いくらになるのでしょうか?
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いで新車に乗る場合の最安値を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社のダイハツ ハイゼットカーゴの月額料金・相場
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
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目次
ダイハツ ハイゼットカーゴはどんなクルマ?
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
ハイゼットカーゴは10代目モデルとして2004年にフルモデルチェンジを受けたワンボックス型軽自動車の商用バンのロングセラーモデルです。初代モデルから8代目までは車名がハイゼットバンでしたが、先代モデルの9代目よりハイゼットカーゴに車名が変更されました。
またハイゼットカーゴをベースに5ナンバーの乗用車仕様としたアトレーワゴンも同時に販売されています。
現行モデルは発売開始から時間が経過していますが、1~2年ごとに一部改良を行い、数回の大掛かりなマイナーチェンジを行うことで信頼性と商品力を向上させています。
マイナーチェンジではフロント周りのデザインもシャープなデザインのヘッドランプやフロントグリルは提携関係にあるトヨタ自動車のハイエースやプロボックスと同様の台形のデザインが採用され、質感を向上させ、安全装備の衝突回避支援システム「スマートアシストIII」の搭載グレードが新たに設定されています。
ハイゼットカーゴのエンジンは658cc直列3気筒自然吸気エンジンとターボ付きのエンジンの2タイプが搭載されています。
組み合わされる変速機は5速マニュアル(5MT)と4速オートマチック(4AT)の2種類で、駆動方式は全てのグレードで2WDとパートタイム式4WDの選択が可能です。
燃費はJC08モードで16.0~18.8km/Lとワンボックス型軽商用バンとしては優秀な数値です。
ハイゼットカーゴの室内空間と積載性能
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
ハイゼットカーゴはタイヤを車体の隅に配置して床部分を広く取ることにより2名乗車では荷室の床面の長さが軽自動車キャブオーバーバンとしてトップクラスの1,950mmを確保しているのが特徴です。
さらに助手席を前に倒すと2,630mmとなりますのでカーペットなどの長尺物も余裕を持って運べます。
また、1,235mmの荷室高や1,375mmの荷室幅、なども軽自動車キャブオーバーバンでは同様にトップクラスのサイズです。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
荷室には広い空間をさらに有効に利用できるユースフルナットやユースフルホールが多数設置されていますので、お好みの使い勝手の良いオリジナルの荷室に仕上げることが可能です。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
バックドアは開口部が広く、そして高さも低いため荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。さらにスライドドアの開口部もナンバーワンの広さと高さがあるため、横からの荷物の出し入れも対応可能です。
荷物などの出し入れのしやすさと共に、車からの乗り降りのしやすさによってハイゼットカーゴは運転する人の疲労を軽減します。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
低いステップと足の置きやすいフラットなフロアで乗り降りはスムース、ちょうどいい位置にある大型の乗降グリップが乗り降りをさらにサポートします。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
運転席から乗り降り出来ない場合でも、シフトレバーはインパネシフトのために足元がクリアーですのでウォークスルーで助手席への移動も楽に行えます。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
視界の開けた運転席にはよく使う小物にピッタリな収納を運転席を中心に多数配置しているため、サッと収納して、素早い取り出しが可能です。
アトレーワゴンのグレード
デラックス“SA Ⅲ
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
クルマには装備やエンジンなどが違う数種類の「グレード」が用意されていることが一般的でアトレーワゴンにも8種類のグレードが用意されています。
- スペシャル
- スペシャル“SA Ⅲ”
- スペシャルクリーン
- スペシャルクリーン“SA Ⅲ”
- デラックス
- デラックス“SA Ⅲ”
- クルーズ“SA Ⅲ”
- クルーズターボ“SA Ⅲ”
スペシャルがベーシックグレードで、クルーズターボ“SA Ⅲ”が最上級グレードとなります。
今回は安さにこだわった比較ですので車両価格の安い「スペシャル」グレードで料金比較をしてみましょう。
ハイゼットカーゴ スペシャル
料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:ハイゼットカーゴ スペシャル 2WD 4AT
■燃費JC08モード:17.8km/L
ハイゼットカーゴのリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
コスモMyカーリースの契約期間は個人向けの乗用車は3、5、7年の3種類ですが軽自動車の4ナンバーのバンやトラックは2年、4年、6年の3種類から選ぶことが可能です。
また、コスモマイカーリースはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
2年 | 39,490円 | 41,690円 | 44,660円 |
4年 | 23,870円 | 26,620円 | 29,590円 |
6年 | 18,040円 | 21,120円 | 24,090円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、メンテナンスパックを申し込まない基本料金では他社よりもコスモマイカーリースが安くなる傾向があるのですが、コスモマイカーリースのホワイトパックでは他社ではほとんどが標準で月々のリース料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」が含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
コスモマイカーリースは2018年時点で累計登録台数5万台を突破しているトップクラスの知名度と人気のあるカーリースです。
その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額 21,890円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額11,000円
- ボーナス月加算額年2回 :65,340円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
契約期間 | コスモ | ニコノリ |
2年 | 39,490円 | ー |
4年 | 23,870円 | ー |
5年 | ー | 21,890円 |
6年 | 18,040円 | ー |
※コスモはホワイトパックの料金です。
今回は2社だけの比較ですが、カーリースの料金は期間が長いほどお安くなるため、月々の支払額で安いのは6年契約のあるコスモマイカーリースで18,040円の均等支払いでした。1日あたり601円で新車のダイハツ ハイゼットカーゴが利用できるというわけですね。
今回の2社では同じ契約期間が無いため直接比較が出来ませんが、コスモマイカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモマイカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
ダイハツ ハイゼットカーゴのような軽自動車の4ナンバーの商用車(バン)は新車登録から2年で初回の車検があり、その後も2年ごとに車検を通す必要があります。※5ナンバーの軽自動車は初回3年で、その後は2年ごとに車検を迎えます。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない2年以内の契約では問題がありませんが、3年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
今回は軽自動車のワンボックスバンでは人気のダイハツ ハイゼットカーゴのリース料金を大手主要カーリース会社で比較してみました。
今回の2社の比較では長期の6年契約がある分、コスモ マイカーリースが安いことが分かりました。
頭金なし、月々18,040円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなくハイゼットカーゴの新車に乗れます。※1日当たり601円
しかし契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要もあります。
今回の2社ではコスモマイカーリースはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
しかし、定額ニコノリパックは車検の基本料金やオイル交換費用まで基本料金に含まれているという大きなメリットもあります。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。