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「新車が頭金なしで乗れます!」
「月々定額でコミコミです!」
このようなCMやチラシ、広告で利用者が急増しているカーリース。
じつは新車登録の10台中1台以上がカーリースなんだそうです。
でも人気のカーリースに対して
「カーリースは高いからやめとけ!」
なんて言う人がいるのです!?
カーリースはやめた方がいいと?
カーリースは本当に高いのでしょうか?計算して比較していきましょう!
「カーリースは高いからやめとけ」を検証!
カーリースは高いからやめとけというのが本当なのかを検証する前に、
1番トータルで安く新車を購入する方法をご存知でしょうか?
はい、正解!「現金購入」ですね。
新車を購入する人の多くは「ローン」を利用します。
ローンはどこからお金を借りるかによって金利が違いますが、現金で購入するよりも金利の分総額は高くなります。
そのため、新車を購入するのに十分な金額が手元にある人はすぐにこちらを読むのを止めて、カーディーラーに行って値引き交渉でもしましょう!時間の無駄です。
購入VSカーリース 支払い総額で考えてみよう
それではクルマを購入だけではなくカーリースで借りて乗ることまで含めて支払い総額を考えてみましょう。
カーリースは自動車販売店より新車を購入して、手数料と金利などを加えてからリース車両として貸し出しますので支払い総額は高額になってしまいそうですね。
しかし、カーリースのリース料金の計算方法をご存知でしょうか?
黄色い部分が「残価」です↑
カーリースの料金を決めるときは最初にリースが終わった時のクルマの下取り価格を予想して決めることから始まります。
この予想価格を「残価」といいます。
そして新車の価格から残価を引いた部分が契約者が支払うリース料金の基本となります。(グリーンの部分)※実際にはこれに税金や自賠責、手数料が加算されます。
さらにこの金額をリース契約月数で割ったのが月々支払う料金となります。
このようにカーリースでは新車を現金購入するよりも車両価格のまるまるではなく、残価を引いた分の支払いとなりますので「カーリースの料金が高い」という理由はいまのところ見つかりません。
そこで、新車を購入する多くの方が利用するローンとカーリースでは支払いの総額がどのくらい違うのか計算してみましょう。
例として選んだのは、大人気の軽自動車ホンダN-BOXです。比較してみましょう。
■車種:ホンダ N-BOX G・L Honda SENSING
■車両価格:¥1,499,040
ローンの参考としましたのはホンダ公式サイトのN-BOXセルフ見積のクレジットプランです。
- お支払い条件:実質年率3.5% 60回均等払い
- ボーナス月加算額:なし
見積金額:1,617,890円
頭金:118,850円
所要資金(割賦元金):1,499,040円
月々(×59回) 27,200円(初回のみ31,067円)
クレジットでのお支払い総額(分割支払い金合計)1,635,867円
◆総額:分割合計1,635,867円+頭金118,850円=1,754,717円
こちらがホンダ公式サイトの5年ローンの総額です。
ローンの場合は10~20%の諸費用分程度の頭金が必要になるのがデメリットですね。
それでは5年契約のカーリースの料金を見てみましょう。
条件を同じにするためここではメンテナンスプランなどには加入しない料金としています。
コスモ スマートビークル
■リース料金:月々26,568円
◆総額:26,568円×60ヶ月=1,594,080円
※リース料金に含まれるもの:自動車税
詳細:コスモMyカーリース
定額カルモくん
■リース料金:月々27,540円
◆総額:27,540円×60ヶ月=1,652,400円
※リース料金に含まれるもの:自動車税、自賠責保険料、重量税
オリックスカーリース
■リース料金:月々30,564円
◆総額:30,564円×60ヶ月=1,833,840円
※リース料金に含まれるもの:自動車税、自賠責保険料、重量税、車検無料クーポン、オイル交換無料クーポン
詳細:オリックス自動車
比較してみてカーリースは高いでしょうか?
ローン購入とカーリースの支払い総額を比べてみましょう。
総 額 | |
現金購入 | 1,617,890円 |
ローン支払い | 1,754,717円 |
コスモMyカーリース・スマートビークル | 1,594,080円 |
定額カルモくん | 1,652,400円 |
オリックスカーリース | 1,833,840円 |
ご覧のような結果となりましたがローン支払いが車両本体のみの支払い総額であるのに対してカーリースには各社で違いがありますが一般的には以下の料金も月々のリース料に含まれています。
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
※コスモMyカーリース・スマートビークルには自賠責保険料と重量税は含まれませんが追加料金で含めるプランも組むことが出来ます。
総額ではコスモ スマートビークルがお安くなっていますが、コスモ スマートビークルでは自賠責保険料と重量税が含まれませんので、それらを含むプランに変更すると定額カルモくんと同等の金額になります。
そして、現金購入と定額カルモくんでは33,610円だけの違いですから嬉しいですよね。
さらに、オリックスカーリースではリース期間中の車検が無料になるクーポンとオイル交換無料クーポンまで付きますので、一見高そうに見えますがじつはとてもコスパが高いのがオリックスカーリースです。
それに対してローンや現金で購入した場合は車両以外は含まれませんので、以下の支払いが別途必要になります。
- 自動車税:10,800円(毎年)
- 自賠責保険:25,070円(車検時)
- 重量税:6,600円(車検時)
カーリースであればメンテナンスプランへの加入でオイルの交換をはじめとした消耗品の交換も含めて月々均等支払いになりますが、ローン購入の場合はこちらも交換のたびに支払わなくてはなりません。また、支払いや、消耗品の交換の管理も全てご自分でする必要があります。
≫ 参考:カーリースのメンテナンスリースやパックの個人のメリットとは?
このような比較を見て5年間クルマをローンで購入した場合とカーリースで借りた場合の支払い総額はカーリースが高いと言えるのでしょうか?
また、ローン購入では税金を期日までに毎年ご自分で支払ったり、車検時には自賠責保険や重量税の支払いまでその都度準備しなければならない労力もお考えください。
それでもカーリースは高い!?
5年間の支払い総額を比較したところローンで購入するよりもカーリースの方が支払額が少ないことが分かりましたね。
それどころか、新車の購入と比べてもカーリースは特別高くはありません。
それなのになぜ「カーリースは高いから止めとけ」などと言う人がいるのでしょうか?
カーリースはやめた方がいいと?
一般的なカーリースではリース期間が終了したら、クルマリース会社に返却します。
クルマが返却されるとリース会社はクルマを査定して傷や凹みがないか確認します。
そして、各社で決められた走行距離の上限を超えていないかもチェックします。
このチェックをする理由は最初に車を貸し出す時に設定した終了後の予想価格「残価」と帰ってきた車に差額がないか?を調べるためです。
傷があったり、走行が多すぎると車の価値が予想よりも下がってしまうために修理代や違約金を請求されてしまうのです。
しかし、クルマが紫外線などの影響で色あせたりくすんでしまったような程度では請求されることは無く、走行距離制限も一般的なカーリースで多い月あたり平均1,000キロを超える人は滅多にいませんので、必要十分なのです。※平均的な日本人の走行距離は月あたり400キロほどです。
しかし、請求されてしまう可能性があることをデメリットに感じて「カーリースは結果的に高くつく」と言う人や、走行距離制限があることを知らずに借りているクルマだからと無闇に走ってしまって「高くついた」人もいるようです。
またローンでクルマを購入した場合はローンが終わればご自分が「所有者」となりますが、カーリースでは同じような金額を支払ったのに自分の物にはならずに返却しなければなりません。
支払ったのに自分の物にならないなんて損をすると感じる人も中にはいるのでしょうね。
もちろんカーリースでは長く乗って愛着のある愛車を買い取ることも可能ですが、最終的にリース車両を買取をした多くの場合はローン支払いよりも支払い総額が高くなります。
そのため、ずっと乗り続けたいクルマであるなら最初からローンでの購入または、少しリース期間が長くなりますが(7年)リース終了後にクルマがもらえるカーリースの利用がおすすめです。クルマがもらえるカーリースではクルマを返さなくて良いので上記のような傷や走行距離制限の問題も関係なくなります。
≫ 参考:クルマがもらえるカーリース3社を徹底比較!人気の軽自動車はいくら?
さらにカーリースが高くなってしまうケースがリース期間途中の解約です。基本的にカーリースでは解約が出来ないのですが、解約をリース会社が認めた場合は残りのリース期間全ての料金をまとめて解約金として支払う必要があります。そのため、リース期間の残りが長期な場合は解約金が高額になりますので、そのような話を聞いた人はカーリースは高いと感じてしまうと考えられます。
まとめ
「カーリースは高いから止めとけ」といわれる主な理由はしっかり内容を確認せずにカーリースを利用したのが原因であると考えています。
カーリースは頭金などの初期費用なしで、月々均等払いで必要な期間お得な料金でクルマを自家用車のように借りることが出来ます。
しかし、それだけで飛びついてしまうと各社ごと、プランごとに条件が違いますので、ご自分の利用スタイルに合わないカーリース会社やプランを選んでしまうと結果高くつくこともあります。
そのような「失敗」を経験した人はカーリースは高いから止めとけ、やめた方がいいと親切心で忠告してくれるのでしょうね。
カーリース各社は多様化する利用者に対して「クルマが乗り放題オプション」や「こすっても修理代を負担してくれる補償」など様々なお客様のニーズに応えるプランなどをを用意しています。
あなたにぴったりでお得なカーリースを見つけて新車のカーライフをお楽しみください!
最後までお読みいただきありがとうございます。