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テレビのCMなどでも最近「カーリース」の宣伝を良く見るのではないでしょうか?
「頭金なしで新車に乗れる」
とか
「月々1万円で新車に乗れる」
などと言われると気になってしまいますね。
でも、仕組みが難しそうで分からないから何か大きな落し穴でもあるのでは?などと思ってしまう人も多いようです。
ひょっとしてあなたもそうなのでは?
今回はカーリース初心者の方むけに、分かりやすさをこころがけて仕組みや注意点などを説明します。
カーリースの仕組みをわかりやすく解説します
カーリースは車を買うのではなく借りて利用するサービスです。これはお分かりですね。
車を借りるサービスといえば
- レンタカー
- カーシェアリング
などもありますが、レンタカーとカーシェアリングは利用時間が数時間~数日と短期間ですが、新車を利用するカーリースでは1年~9年間と長く、自家用車のようにリース期間中は専用車としていつでも乗ることが出来ます。
またレンタカーやカーシェアリングはナンバーが「わ」や「れ」となりますが、カーリースでは普通のナンバーですので、何も言わなければ借りている車であることは分かりません。
少し難しいのがカーリースの料金のしくみです。
定額カルモくん公式サイトより
図を用意しましたのでご覧ください。
カーリースでは最初に、貸し出す車のリースが終わった時にどのくらいの価値があるか?を予想します。
その予想した金額を「残価」といいます。終了後の買取金額をあらかじめ予想しておくわけです。
そして、新車の車両価格から「残価」を引いた金額がリース料金の元になります。
上の図のグリーンの部分ですね。
そして、その金額に手数料や税金、金利などを足してからリース月数で割り算したのが月々支払うリース料金となります。
ちょっとむずかしいので例を一つ、
たとえば200万円する新車を5年・60ヶ月リースすることにします。
- リース会社が5年後の「残価」を50万円と予測したとします。
- 手数料や税金、金利の合計が30万円掛かることにします。
最初に車両価格から残価を引きます。
200万円 - 50万円=150万円
これがリース料金のベースとなります。
そして手数料や税金、金利の合計30万円を足します。
150万円+30万円=180万円(図の水色の部分)
そしてリース期間は5年・60ヶ月ですから
180万円 ÷ 60ヶ月=30,000円
これが月々のリース料金です。
お分かりいただけたでしょうか?カーリースの月々の料金はこのように決められています。
この例では、200万円の新車をカーリースして、頭金0円で月々3万円の支払いで5年間車に乗ることができるというわけです。もちろん、ボーナスの時に支払いが増えるようなことも無く、ずっと3万円の支払いで大丈夫です。
カーリースの料金のメリット
カーリースでは上記の通り、最初に「残価」を引いた分を支払いますので、ローンで車を購入するのに比べて支払い総額が安くなるメリットがあります。
そして、カーリースでは頭金なしで月々定額の均等支払いで車に乗れますので。
- まとまった頭金が用意できない。
- 子育て中でお金が掛かるために初期費用を抑えたい。
- 年金生活のため、一気に貯蓄が減ってしまうのは不安。
- 定期的に最新の安全な新車に乗りたい。
- 車検や税金、タイヤ交換も急な出費が無いようにしたい。
このような人たちのニーズにカーリースがあっていますので積極的に利用されています。
月々1万円で新車に乗れるのは本当?
カーリースの宣伝で「月々1万円で新車に乗れる」というものがありますが、本当に月々1万円であることは間違いありません。
しかし、このような場合は年二回ボーナス時の料金の加算があることがほとんどです。
カーリース会社同士の競争があるために各社「月々1万円」や「月々8,000円」などの目を引く宣伝をしているのですが、良く見てみると高額なボーナス支払いがあることがわかってガッカリしてしまいますので逆効果ですよね?!
月々定額で、急な出費無く車に乗れるのがカーリースのメリットの一つですので、ボーナス支払いなしの均等払いがやはりおすすめです。
カーリースのリース料金に含まれるもの
車を現金一括やローンで購入したら毎年春に支払う自動車税や車検が来るたびに高額な出費があるのを避けることはできません。
また、タイヤやバッテリーなどの高額な消耗品も距離や年数を経過すると交換が必要になり、急な出費となってしまいます。
カーリースではほとんどの場合以下のような費用が月々の料金に含まれていますので別途支払う必要はありません。
- 自動車税:毎年支払い
- 自賠責保険料:車検時に支払い
- 重量税:車検時に支払い
自動車税や車検時に支払うものまで含まれていますので、消耗品の交換を除いて急な出費を抑えることが出来ます。
更に、カーリースを申し込む多くの方が申し込む「メンテナンスパック」というオプションがあるのですが、こちら申し込むと車検代やタイヤやバッテリーなどの高額な消耗品の交換まで含めて支払いをフラットにすることが出来、家計の見通しが良くなる大きなメリットがあります。
カーリースにメンテナンスパックを一緒に申し込めば
- 大きな出費のためにお金を準備しておく必要が無く、税金を払う手間や払い忘れが無い。
- 車検の期日の管理や、消耗品のメンテナンスを管理する必要が無くお任せすればよい。
一言で言えば
クルマに関する面倒なことを丸投げできる
ということです。
カーリースはこのように、初期費用・頭金なしで新車に乗れ、メンテナンスパックまで申し込めばクルマに関する面倒なことはリース会社にお任せ出来て、ただしっかりメンテナンスされた安全な車に乗るだけでよいのが人気となっている理由です。
でも、いいことばかりではありません。デメリットもちゃんと説明します。
カーリースの仕組みの中にあるデメリット
カーリースにはデメリットもあります。
しかし、その内容をしっかり理解すればデメリットにはならないケースもありますので見ていきましょう!
返却時にクルマに傷があると修理代を請求される?
カーリースでは最初に「残価」を予想して設定することを説明しました。これはリース終了後の買い取り価格をあらかじめ引いておくことになります。
しかしクルマに傷や凹み、室内のタバコのこげ跡などがあると予想した価格より価値を下げてしまうことになり、修理のための費用を請求されてしまうことがあります。
この件はカーリースのデメリットとして、よく言われていることですが、これはカーリースに限ったことではないと考えています。
ローンでクルマを購入しても車に凹みが出来てしまったら自己負担で修理しますよね?
また、紫外線などによって劣化して色が変わってしまったり小石が跳ねて小さな傷が付くような長期に車を使用していて自然に変化するような部分には請求されることはありません。
しかし、これには最近完全に解決する方法が出来上がっています。
それがこの2つです。
- 修理費用を負担してくれる保証付きのメンテナンスパック
- リース終了時にクルマがもらえるカーリース
修理費用を負担してくれる補償付きのメンテナンスパックは定額カルモくんというカーリース唯一のもので、メンテナンスパックに加入するとリース終了時に傷などがあっても修理費用を軽自動車で15万円、その他普通車では18万円まで補償してくれるというものです。この補償のために初心者ドライバーや運転に自信のないドライバーに定額カルモくんは指示されています。
≫ 参考:カーリースの落とし穴「違約金」回避OKは定額カルモくんだけ!?
また、リース終了後にはクルマがもらえるカーリースも数社が登場しています。
リース後は返却しないで自分のクルマなのですから請求されるわけがないのです。
≫ 参考:クルマがもらえるカーリース3社を徹底比較!人気の軽自動車はいくら?
走行距離の制限を超えて走行すると請求される?
これも上記の傷があると請求されてしまうのと同様に走りすぎてしまうとクルマの価値を下げてしまうために、カーリースでは最初に走行距離の制限を設定しています。
中古車では同じクルマでも3万キロ走行したクルマと10万キロ走行したクルマでは当然3万キロ走行の中古車の方が高くなります。
10万キロも走行すると高額な修理などが必要になる可能性が増えてくるために価値は下がってしまうのです。
一般的なカーリースでは走行距離の上限を月1,000キロとしていることが多いのですが、それでは不足してしまうのでしょうか?
ある調べでは、日本のドライバーの多くは月に400キロ弱ほどしか走らないということが分かったそうです。
そのため一般的なドライバーであれば1,000キロの上限でも十分な距離であることが分かります。
また、この月あたりの距離とはあくまでも分かりやすくするための目安なのです。
たとえば、月あたり1,000キロなら3年契約では、
1,000キロ×36ヶ月=36,000キロをリース終了時に超えていなければOKでひと月1,000キロ超えても問題はありません。
また、制限距離が1,500キロや2,000キロまでOKのカーリース会社もありますので、必要にあわせてリース会社を選べば問題ありません。
でもやっぱり上限があることに抵抗があるなら「クルマがもらえるカーリース」を選べば傷の問題と同様に全て解決してしまいます。
自分のクルマになるのですから走り放題というわけですね。
≫ 参考:カーリースには走行距離制限がある?無制限で走り放題ってあるの?
途中で解約すると高額な解約金が必要
カーリースは基本的に解約することが出来ませんが、リース会社が解約を了解して解約することになった場合は解約金が必要になります。
解約金は残りの期間のリース料金を一括で支払うのが普通ですので、残りの期間が長い場合は高額になってしまいます。
そのため、
リース期間中に海外転勤など利用できなくなることが予想できる場合はカーリースを利用しないのが無難です。
これも、普通に最後までカーリースを利用する方にはデメリットではありません。
≫ 参考:まって!カーリースの契約前に途中で解約するときの違約金調べたの?
カーリースの仕組みのまとめ
日本の新車の登録の中で10台中1台以上がカーリースとなって、利用者が急増しています。
しかし、身の回りには体験者は少なくなかなかカーリースについて教えてくれる人がみつからないのではないでしょうか?
今回はそのような方のためになるべく分かりやすくカーリースの仕組みやメリット・デメリットをざっくりですが説明させていただきました。
カーリースはメリットとデメリットを理解することでご自分のカーリース選びでは何を重視すればよいかが分かると思います。
ぜひ、あなたのぴったりのカーリースを見つけて快適なカーライフを送って下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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