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カーリースに申し込もうとしているあなた!
マイカーリースは毎月定額、頭金も0円で憧れの新車でドライブできると聞いてハアハアしていませんか?
気持ちは分かります。でもちょっと落ちついてください!
あなたは契約前にちゃんと調べましたか?
カーリースの途中で解約しなければならなくなったときのことを。
- カーリースの途中解約が出来るのか?
- カーリースの途中解約するときに掛かるお金と計算方法
- カーリースの途中解約を防ぐために契約前にすること
カーリースを途中で解約することは出来るのか?
契約を中途解約することはできますか?
原則契約期間中の解約は承っておりません。解約の際は規定に則り損害金が発生します。
~定額カルモくんより引用~
カーリースのは契約期間の途中で解約が出来るのか?ですが、
カーリースでは「原則的に」解約は出来ません。
しかし、解約の理由をリース会社が確認して認めた場合のみ解約が出来ます。
その理由とはこのような感じです
- 経済的に毎月の支払いが出来なくなった
- 契約者の長期の国外への転勤や入院
- 契約者の死亡
- 事故などでクルマが修復不可能になった
このような状況ではリース会社も解約を認めざるを得ないことになります。
支払いが出来ないのであれば当然ですが、契約者本人が居なくなってしまえばクルマの管理も出来なくなるのでリース会社も大切な品物(クルマ)を回収し解約となります。
また事故などでクルマが物理的に使用できなくなってしまえば、強制的に解約ということになります。
そして、契約前に確認しておいてほしいのがカーリースを途中で解約する時に必要な「お金」についてなのです。
カーリースの途中解約にはお金が必要?
カーリースを途中で解約する時にはリースしていた車両を返却します。
事故などでクルマが「全損」=廃車の場合でも「返却」となります。
そして1番重要なのがお金のことです。
詳しい内容は次で説明しますのでここでは簡単に説明します。
たとえばあなたがこのような契約でクルマをリースしました。
毎月3万円で5年のリース契約をします。
リース会社に5年で支払うリース料の合計は
3万円×60回(5年)=180万円 となります。
しかし2年利用したところであなたが急に海外転勤となりクルマの必要が無くなってしまいました。
2年であなたが支払ったのは
3万円×24回(2年)=72万円 となります。
カーリース会社は5年であなたから180万円支払いいただくはずなのに72万円しか頂いていません。
差額は
180万円ー72万円=108万円も予定より少なくなってしまいました。
リース会社としては
「約束と違いますので払ってくださいね」
ということになります。
金額は差額108万円支払えというのではなく、この差額を基準に他の要素も加えながら違約金が計算されます。
解約金・違約金の計算方法
カーリースの契約期間の途中での解約時に発生するお金は各社で呼び方が違いますが
- 違約金
- 中途解約金
などと呼ばれることが多いようです。
カーリース会社「オリコオートリース」では中途解約金とこれを呼んでいて、公式サイトで中途解約金の計算式を公開しています。
【中途解約金の計算式】
■中途解約金=A未払リース料 + B遅延損害金 + C残期間分リース料 + D事務手数料 + E残存価格 ー F未経過費用 ー G車両査定価格
- A未払リース料とB遅延損害金は毎月の支払いが出来ていなかった場合に発生しますので、毎月の支払いがきちんとされていれば加算されません。
- C残存期間分リース料は契約終了までのリース料合計と解約まで支払った差額ですので前項の差額の108万円の事になります。
- D事務手数料は書類などの作成に掛かる小額の費用のことです。
- E残存価格はリース終了時にクルマにどのくらいの価値が残っているか予想して設定するものです。ちなみに新車の価格から残存価格を引いた金額を契約月数で割り算したのが毎月のリース料金になります。
- F未経過費用とは、カーリースは定額でいろいろな費用が含まれているのですが、契約に含まれる費用の中で解約日までに使われなかった費用の合計のことです。
- G車両査定価格は解約時に査定された車の価格です。
この中で大きな金額のみにすると
■中途解約金=C残期間分リース料 +E残存価格 ー G車両査定価格
となります。
C残期間分リース料にE残存価格が加算され、G車両査定価格がマイナスされます。
E残存価格 はリース終了後の予想価格です。
G車両査定価格は解約時の査定価格です。
クルマの状態に問題がなければ解約時の査定価格の方が高くなりますのでC残期間分リース料より支払いは安くなることが多いようです。
《たとえば》
5年後の残存価格が30万円のクルマを途中でリースを解約して査定したら60万円であった場合は
C残期間分リース料108万円 +E残存価格30万円 ー G車両査定価格60万円=78万円(支払額)
※あくまでも例です
カーリースの途中解約の流れ
カーリースを解約しなければならなくなった場合はすぐにカーリース会社に申し込みをします。
カーリース会社は解約を承諾するとリース車両の回収にきます。
リース会社は車両の走行距離や外装の傷や凹みと内装の状態を確認して査定を行います。
ここで算出されるのが前項のG車両査定価格となります。
その後、違約金(中途解約金)が決定して支払いをします。
解約時の書類は契約時と同じように郵送されてきますので記入捺印してから返送します。
違約金の支払いは?
カーリースの途中解約の違約金(中途解約金)の支払いは基本的に一括払いとなります。
もし、支払えない場合はご自分の信用情報に傷をつけてしまいます。
そのため、途中解約にならないように最初の契約時から注意が必要です。
カーリースの途中解約をふせぐために
契約者の死亡や全損事故などでの途中解約は仕方ありませんが、毎月の支払いが出来ないなどの経済的な理由で解約となってしまわないように申し込み時には余裕を持った毎月の支払い金額での申し込みをすることが大切です。
新車のリースを申し込む時には嬉しさのあまり、高額の定額料金を毎月支払うことに抵抗を感じませんが、数年過ぎて少しくたびれてきたクルマに最初のころの情熱が減少してくると、高額な金額を払い続けることが苦痛になることもあります。
また、他に急な出費がいつ必要になるか分かりませんので、毎月のリース料金は現在支払えるギリギリにせずに、余裕を持たせるためにリース期間を長くして毎月の支払額を下げたり、車自体をより安くリースできるコンパクトカーや軽自動車に変更するなどを検討してみましょう。