【カーリースの費用まとめ】リース料金とその他にいくら必要になる？

個人向けのカーリースが人気です。

まとまった頭金なしで月々予算に合わせたお手頃な定額支払いで新車に乗れることが人気の理由のようです。

でも気になるのがトータルの費用です。いくらリース料金が安くてもクルマを所有すると車両本体だけではなく他にもいろいろな費用が必要です。

そこで、カーリースを利用すると費用はいくら位になるのかをまとめてみました。

カーリースをご検討中であればチェックしてみてください。

カーリースの料金の仕組み

カーリースの利用をご検討中なら、料金の仕組みをざっくりと確認しておくことをおすすめします。

ちょっと面倒かもしれませんが、仕組みが分かればカーリースの料金が安い理由も分かります。

カーリースのリース料金の決め方

カーリース会社がリース料金を決める時には最初にリース契約が終了する時のクルマの査定額を過去のデーターなどを元に予想して決めます。

その予想された金額は「残価」と呼ばれています。

そして、その残価を車両価格からあらかじめ値引いた金額をベースにしてリース料金を決めていきます。

ここで気付いた方もいるかと思いますが、カーリースでは車両価格の全てを支払うのではなく、「残価」を値引きされた分だけ支払えばよいのです。

これがカーリースがローンなどと比べて支払い総額が安くなる理由なのです。ローン支払いの場合は車両価格と初期費用の合計を全て分割して支払いますので支払い総額はカーリースよりも高額になってしまうのです。

そして、カーリースの料金には車両価格や初期費用以外にも車に乗ると必要になるいろいろな費用まで月々のリース料金に含まれているのが特徴です。

一般的なカーリースでは上記のような費用が含まれていますので、それを図にすると下記のようになります。

車両価格から「残価」を値引きした金額にリース料金に含まれている費用を＋した金額が「リース料金の総額」です。

カーリースでは5年とか7年と期間を決めてクルマを借りることの出来るサービスですので、「リース料金の総額」を「利用月数」で割り算した金額が毎月のリース料金になります。

カーリースの料金はこのような仕組みで決められていますが、お読みになってお分かりのように月々のリース料金の中にはクルマ本体の費用以外にも毎年支払う必要のある自動車税や車検の時に必ず支払う自賠責保険料や重量税まで含まれているのが一般的ですので、自動車税の支払いの時期や車検を迎えても費用を準備しておく必要がなく、車に関する大きな出費の不安が無いのはカーリースのメリットと言えます。さらにカーリース会社によってはメンテナンスパックを追加することによって、点検整備や車検の費用も含めてリース料金を定額にすることも可能です。

人気車種のリース料金はいくらくらい？

現在のカーリースの人気車種のリース料金を調べてみました。参考に調べたのはおトクにマイカー 定額カルモくん です。

定額カルモくんではメンテナンス契約無しでも自動車税や自賠責保険、重量税が最初から含まれています。

定額カルモくんではメンテナンスパックは3種類から選べます。

1. メンテプランなし：メンテナンスなし
2. シルバーメンテプラン：簡易メンテナンス
3. ゴールドメンテプラン：フルメンテナンス

今回は契約期間は利用者の多い5年、7年に加えてさらに長期の9年も調べてみました。長期契約のメリットは月々の支払額が安くなることで、9年では無理のない低額料金で乗れるメリットがあります。

ダイハツ　ミライース　Ｌ

ホンダ　Ｎ－ＢＯＸ　G・L・Honda SENSING

スズキ　ワゴンＲ FA

スズキ　ハスラー G

ダイハツ ムーヴキャンバス L SA III

スズキ スペーシア HYBRID G

スズキ　ジムニー XG

ホンダ　フィットハイブリッド

トヨタ　アクア S

日産　セレナ S

リース料金以外に必要になる費用

リース料金以外に必要になる費用は主にリース期間中に必要な費用と、リース契約が終了する時に必要になる費用に分かれます。

カーリース利用期間中の費用

カーリース利用中に支払う費用を紹介します。

メンテナンス・消耗品交換費用

費用の目安：月々数千円～

メンテナンスや消耗部品の交換費用などはリース会社によって違いがあり、メンテナンスパックとしてリース料金に加算してメンテナンス契約が出来るリース会社が一般的です。

メンテナンスパックは月々数千円の加算で消耗品の交換や車検費用の基本料金までコミコミになりますので車に関するお金の管理が楽になり、プロにお任せで安心してクルマに乗れるメリットがありますが、契約期間が3年以内であるなら新規登録から3年で迎える初回の車検を通す必要もなく、走行距離が多くない乗り方では消耗品の交換が必要になる可能性も低いため、メンテナンスパックは無駄になる場合もありますので、絶対に必要なものではありません。

ガソリン代

費用の目安：走行距離による

電気自動車以外では走る分だけ必要になるガソリン代はカーリースでは当然リース料金には含まれずに自己負担となります。

そこで、燃費性能に優れたクルマを選ぶことも大切ですが、カーリース会社の中でもコスモMyカーリース・スマートビークルではリース期間中ずっと最大5円/Ｌのガソリンの値引きを受けることが出来ます。

≫ 参考：コスモMyカーリース・スマートビークルをお得に使い倒す！ガソリン5円引きのやり方

駐車場費用（月極駐車場）

費用の目安：月々数千円～地域による

カーリースのクルマはレンタカーのように利用のたびに返却する必要なく自家用車として占有出来ますので、駐車場の確保が必要になりご自宅敷地内などに駐車が出来ない場合は月極駐車場を借りる費用が必要になります。

また、駐車場の確保と共に車庫証明を取得する必要もあります。※軽自動車には車庫証明が必要ない地域もあります。

任意保険（車両保険）

費用の目安：年齢や等級による

カーリースの多くはリース料金に自賠責保険が含まれていますが、自賠責保険の対象は事故の被害者の身体のみで、その補償額も十分ではありません。

そのため、事故の相手（被害者）のクルマや自分の身体の補償をカバーするために任意保険の加入は絶対に必要です。さらにそれだけでは自分のクルマ（＝リース車両）の修理費用がカバー出来ませんので、「車両保険」も加える必要があります。

任意保険は現在加入中であれば、クルマがカーリースの車両に変わっても等級そのままで引継ぎが可能です。

またカーリースに特化したタイプの任意保険も用意され、保険料をカーリース料金に含めることが可能なリース会社もあります。

リース期間終了時の費用

カーリースでは前述したとおり「残価」が設定されていますので、リース終了後に返却されたクルマの査定額が残価を下回ったしまうと差額を清算しなければならないことがあります。

残価を下回ったしまう原因となるのは大きく分けて2つです。

1. 走行距離の制限を超過して走行してしまった場合
2. クルマを乱暴に扱ったことにより状態が悪い場合

カーリースでは走りすぎによってクルマの価値を下げすぎないために各社で走行距離の制限を設定していますので、上限走行距離が自分の平均的な走行距離よりも余裕のあるリース会社やプランを選ぶ必要があります。各社で月間500キロから2,000キロまで差がありますのでご自分に合ったカーリースを選べば費用が発生することはありません。

また乱暴に運転したことで車の損耗状態が悪い場合や大きな傷や凹みがあるような場合も清算が必要になることがあるためカーリースのデメリットとも言われていますが、これについては普通にクルマに乗っていれば、清算のために費用が必要になることもありません。

中途解約は高額な費用が必要になることも！

カーリースは基本的に中途解約が出来ません。もし、解約が認められた場合もリース期間の残りの未払いのリース料金を一括で支払う必要がありますので、残りのリース期間が長い場合では非常に高額になってしまうこともありますので、契約期間中に解約が必要になる可能性が少しでもある場合は他の方法でクルマを所有することをおすすめします。

カーリースの費用のまとめ

カーリースの料金には税金や車検費用までも含めることが可能で、期間を長期にすることで無理のない低額料金で新車に乗ることが可能です。

しかし、所有するにはガソリン代や、地域によってはリース料金よりも高額な駐車場代も必要になりますので、トータルで月々無理のない支払いに収まるかを考えなければなりません。

そのため自宅周辺の駐車料金などは最初に確認しておいた方がよいでしょう。

年齢が若い方では任意保険も高額ですのでそのあたりも先にチェックしておく必要があります。

月々支払える予算から任意保険や駐車場代などを引いた残りの金額が月々のリース料金になるのが理想的といえます。

納車後に余裕をもって新車に乗れるようにしっかり計算して後悔のないぴったりのカーリースを見つけて下さい。

もし、分からない場合はカーリース会社のサポートセンターにメールや電話で問い合わせてみることもおすすめですよ。

最後までお読みいただきありがとうございます。