このページにはプロモーションが含まれています
近頃テレビCMやチラシなどでよく目にする「カーリース」ですが、「クルマを借りることの出来るサービス」であることはなんとなく分かっていても、払い終わったらどうなるのでしょうか?
カーリースのリース料金が払い終わることはリース契約期間が終わることを意味しますが、その時にクルマはどうなるのでしょうか?選択肢があれば良いと思いませんか?
そこで、今回はカーリースが払い終わったらどうなるのか?を説明します。
カーリースが払い終わったら5つの選択肢があります
カーリースはリース期間をあらじかじめ5年や7年などと決めてクルマをレンタルできるサービスですが、料金は契約期間の月数に分割して毎月支払います。例えば5年契約では60ヶ月ですから、60回に分割して支払えばよいのです。また、まとまったお金である頭金が不要であるのもカーリース人気の理由の一つになっています。
カーリースの支払いはこのようになっているため、払い終わるのはリース期間が終わる時になります。
そして、リース期間が終わるとレンタカーのようにクルマを返却するのですが、それ以外にも選択肢があるのがカーリースの特徴で、5つの方法から選ぶことが可能です。
1. クルマを返却して終了
一般的なカーリースの基本はレンタカーのようにカーリース会社にクルマを返却することです。
このときに注意が必要なのが返却されたクルマが査定されることで、クルマの状態が悪いと判断されると清算が必要になってしまうため、これがカーリースのデメリットであると言われています。
2. 再度リース契約をして乗り続ける
契約期間が満了となった車に新たにリース契約をして乗り続ける方法です。仕事・ビジネスの都合上、同タイプの車種に乗り換えたいけど新車の生産が終了してしまった場合などに再リース契約をして乗り続けるケースが見られますが、この場合は月々のリース料金が上昇してしまうことがありますのでお得な方法ではありません。
3. 新車に乗り換える
契約期間が満了となったリース車両は返却して、新しくリース契約をして新車に乗り換える方法でカーリースの利用者はこの方法で乗り換えていく方が多いようです。
この方法のメリットは同価格帯のクルマを選べば、今までと変わらない支払いで、最新の運転支援システムなどが搭載された新型車両に乗り換えていくことが出来ることです。
4. 買取をして乗り続ける
リース車両が気に入って乗り続けたい場合は買い取りをして自分の車にして乗り続けることも可能です。
しかし、この場合は支払い総額がローンで購入するよりも高額になるデメリットがありますので、買い取りを前提としてカーリースに申し込むのであればローンで購入することをおすすめします。
買取代金の支払いは現金一括またはローンで支払います。
5. もらえるカーリースでクルマをもらう
これは一部のカーリースのみで可能な方法です。
カーリース会社の中にはリース期間が終了するとそのままクルマがもらえて自分のものになるプランがあり注目を集めています。またはオプション料金を支払うことで終了後にクルマがもらえるようになるプランを設定しているカーリース会社もあります。
クルマがもらえるカーリースのメリットはリース終了後にクルマが自分の名義となる以外にも車を返却する必要が無いためにカーリースの2大デメリットと言われていることが関係なくなることです。
- 返却されたクルマの状態が悪いと清算しなければならない事がある。
- 走行距離制限の上限を超過して走行した場合は違約金が発生する。
上記のようなカーリースのデメリットがクルマがもらえるカーリースには存在しません。
≫ 参考:クルマがもらえるカーリース3社を徹底比較!人気の軽自動車はいくら?
カーリースの仕組みをおさらいしましょう
カーリースをご検討中であればカーリースの基本的な仕組みを知っておけばご自分にぴったりな後悔の無い会社やプラン選びが可能になります。
デメリットやメリットを理解するためにも仕組みを知っておくことが必要です。
それでは、早速カーリースの仕組みの説明を始めましょう。
一般的なカーリースには「残価」というものが設定されています。
いきなり聞き慣れない言葉ですが、その「残価」とは将来リース期間が終了する時の車の査定額(下取り額)を予測して決めた金額のことを言います。
カーリースでは車両価格からあらかじめ残価を値引きした金額をベースにしてリース料金が決められるのです。
つまり、カーリースは車両価格の全てではなく、残価を値引きした分だけ分割して支払えばよいのです。
そのため、クルマの購入代金の全てを分割して支払うローンでの購入よりもカーリースは支払い総額が安くなるメリットがあります。
例えば200万円のクルマをカーリースする場合、カーリース会社が5年後のクルマの価値を50万円であると予想して残価に設定すれば
200万円ー残価50万円=150万円
となりますので契約者は150万円だけ分割で支払えばよいのです。※実際には税金などが加算された金額になります。
ローンでの購入の場合は200万円の全てを分割して支払うことになります。
しかし、残価があるためにローン支払いよりも安く新車に乗ることが出来るカーリースですが、じつは「残価」があるためにデメリットも発生してしまうのです。
カーリースのデメリット
カーリースにはメリットが多いのですが、しっかりデメリットも存在しますので確認しておきましょう。
残価を下回る査定で清算のリスク!
一般的なカーリースではリース終了後はクルマをリース会社に返却することが基本です。返却されたクルマはリース会社で査定が行われるのですが、その時に車体や車内の傷や汚れ、乱暴に扱ったことにより不具合などが見つかると査定額が「残価」を下回ってしまうことがあります。その場合は差額を清算するように請求されてしまうこともありますのでリース車両はなるべく丁寧に扱う必要があります。
しかし、普通にクルマを扱っていれば特に清算が必要になることは無いのであまり神経質になる必要はありません。
なお、上記のクルマがもらえるカーリースであればクルマを返却しないために清算が必要になるリスクはありません。
走行距離の制限がある
クルマの走行距離は査定額を下げてしまう大きな原因です。
返却されたクルマをカーリース会社が中古車として販売する場合に5万キロ走行の中古車と10万キロ走行した中古車では販売価格は大きく違います。
そのためカーリース会社は一定以上の価値をキープするためにリース期間中の走行距離の上限を設定しています。
走行距離制限を超過して走行してしまった場合は1キロ当たり数円~十数円の金額を違約金として支払う必要がありますので超過距離によっては非常に高額になる恐れがあります。
なお、上記のクルマがもらえるカーリースであればクルマが自分のものになりますので走行距離の制限は関係がなくなり走り放題となります。
リース車両の買取はローンより総額が高くなる
カーリースは「残価」を負担しなくてよい分、支払いが安くなるメリットがありますが、リース終了後にリース車両を買い取るには未払いの「残価」分の金額を支払う必要があります。
カーリースには車両本体以外にも自動車税や自賠責保険、重量税などが含まれているのが特徴ですが、じつはそれら全てに金利が掛っているために、残価まで追加して支払って買い取りをすると逆にローンよりも支払い総額は高くなってしまいます。そのため最初から買い取りをして乗り続ける考えであるのなら、ローンでの購入がおすすめになります。
カーリースは中途解約が出来ない
カーリースは原則として中途解約が出来ないルールになっています。
もしやむを得ない事情で途中解約が認められても、解約金の支払いが必要になります。
解約金は残りのリース期間の未払いのリース料金を一括で支払うことが基本になりますので、残りのリース期間が長期である場合は高額な解約金となる恐れがあります。
そのため、リース期間中に少しでも中途解約しなければならないライフスタイルの変化が予測されるのであれば、カーリースは利用せずに、他の方法でクルマを利用することをおすすめします。
カーリースのメリット
利用者が急増している個人向けのカーリースのメリットも確認しましょう。
定額支払いのみで新車に乗れる
カーリースは残価の支払いをしなくてよいため総額がローンよりも安くなることを説明しましたが、支払いの負担が少なくシンプルになることもメリットの一つです。
通常ローンの購入であれば購入金額の20~30%くらいの頭金を支払うことが一般的です。
200万円のクルマなら40~60万円のまとまったお金の支払いが必要になってしまうのです。
しかし、カーリースでは月々の定額支払いのみで新車を手に入れることが可能になるのです。
頭金分の貯金があっても一気に貯金が少なくなってしまうのは不安になってしまう方は少なくないようです。
そのため支払いの負担の少なさに魅力を感じてカーリースを利用する人が増えています。
支払いがフラットになる
クルマを購入すると自動車税やオイル交換などのメンテナンス、さらに車検などの度に支払いが必要になります。
またその金額も月によってバラバラで車検など急に高額な出費が必要になる場合はお金の準備も必要です。
しかし、カーリースであれば基本料金に自動車税や車検の時に必ず支払う自賠責保険や重量税まで含まれているのが一般的ですので大きな出費が無く安心です。
さらに各社で用意されている「メンテナンスパック」に申し込めばクルマのメンテナンスはプロにお任せ出来て車検費用なども含まれますのでクルマに関する支払いがフラット化されて家計の見通しも良くなるメリットがあります。
カーリース会社によってはガソリンの値引きなどの契約特典などもありますので上手に利用すればさらにお得に新車に乗ることが出来ます。
乗り換えや返却が簡単
購入したクルマであれば乗り換えする時にはなるべく高い買取金額のために大切な時間を利用して買取店を何件もまわって査定を頼んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?
下取りでも良いのですがその場合は高額査定は期待できません・・・
でもカーリースなら初めてのカーリース契約も乗り換えであっても店舗に訪問することなく全てオンラインでPCやスマホから申し込みが可能です。
乗り換えであれば今までのリース車両は返すだけというシンプルさです。
カーディーラーが営業している時間になかなか時間が取れない方にはご自宅などで都合の良い時に手続きが出来るのもカーリースのメリットです。
まとめ
カーリースのが払い終わってリースが終了した時にどのような選択肢があるのかを説明させていただきました。
- クルマを返却して終了
- 再度リース契約をして乗り続ける
- 新車に乗り換える
- 買取をして乗り続ける
- もらえるカーリースでクルマをもらう
このような選択肢がありますので、リース終了時のライフスタイルによって選択をしてみてください。
通常はリース契約が終わる数ヶ月前に終了後どのようにするのかを意思確認する書類がリース会社から届きますので希望をチェックして返信すればOKです。
選択肢の中ではクルマがもらえるカーリースが注目です。もちろん最初からクルマが乗り放題オプションのあるカーリースに契約しないと選択することが出来ませんが、1台のクルマに長く乗りたい方にはおすすめしたい方法です。
最後までお読みいただきありがとうございます。