マツダキャロルは初代の発売が1962年と歴史のある軽自動車で現在販売されているのは7代目となりますが、現在マツダは軽自動車の生産をしていないためスズキの軽自動車「アルト」をOEM供給されて「マツダキャロル」として販売しています。
現行のキャロルは近頃の軽自動車で人気のハイトワゴンと比べてコンパクトに見えながら大人4人がゆったり乗れる空間を確保して、軽量化技術やエンジン性能の向上によりハイブリッド車に遜色ない燃費性能が魅力の軽自動車です。
さらに、嬉しいのが車両価格が国産乗用車の中で1番を争う安さのために、カーリースでもトップクラスにリース料金が安いことです。
このような魅力を持つマツダ キャロルはアルトと共に多くのカーリース各社で常に申し込みの多い人気車種となっているようです。
そんなマツダ キャロルのリース料金は月々いくらになるのでしょうか?
今回は特に安さにこだわって比較してみます。
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いでマツダ キャロルの新車に乗る場合の最安値を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社の中のマツダ キャロルの月額最安値・料金相場
- 主要大手カーリース会社それぞれの独自の特徴
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目次
キャロルはどんなクルマ?
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/carol/
マツダ キャロルについて簡単に説明します。
現行のキャロルでは先代モデルから数多くの改良が加えられましたが、1番の特徴は60キロもの軽量化を実現して燃費や走行性能を向上させたことです。軽量になったことで加速やコーナーリング、そしてブレーキ性能も余裕が生まれ、アクセルを深く踏み込まなくても十分に加速するため燃費も大きく向上しています。
このような軽量化が可能になったのはクルマの骨格である「プラットフォーム」を完全に一新したためで、軽量化だけではなく、衝突時の安全性や静粛性、そして乗り心地も先代モデルより向上させています。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/carol/
外観のデザインは先代の丸みを帯びたスタイルから直線的で低くスマートな欧州の小型車のようなシンプルなスタイルへと変更され、インテリアもドライバーの運転のしやすさを最優先したデザインで視界の広さや水平基調のスッキリとしたダッシュボードが特徴です。コンパクトなクルマですが内外装共に可愛らしさなどを狙ったデザインではないため落ち着いた印象であり、チープな感じも無いため、どなたにもおすすめすることが出来ます。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/carol/
搭載されるエンジンは直列3気筒自然吸気が1種類のみで、減速時に充電を行い、走行時には充電された電力を利用することで走行の抵抗となる発電をなるべく行わないようにする「エネチャージ」やアイドリングストップを行い、さらに軽量な車体であるために、ハイブリッド車にも迫る燃費を実現し、JC08モード燃費は27.2~37km/Lを達成しています。
マツダ キャロルのグレード
クルマには装備やエンジンなどが違う数種類の「グレード」が用意されていることが一般的でマツダ キャロルにも4種類のグレードが用意されています。
- GF
- GL
- GS
- GX
この4種の中で1のGFはトランスミッションが5MTしか無く、駆動方式も2WD(FF)しか用意されていません。
GF以外のグレードではトランスミッションはCVT(オートマ)のみとなり、駆動方式は2WDまたは4WDの選択が可能になっています。
今回はマツダキャロルに月々いくらから乗ることが出来るのか?ということですが、5MTしか無いGFではなく、CVTで1番ベーシックなGL・2WDで料金を比較してみることにしましょう。
■比較車種:キャロル GL 2WD CVT(AT)
■燃費:JC08モード:37km/L
マツダ キャロル GLのリース料金を比較
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/carol/
コスモMyカーリース・スマートビークル
他のリース会社が最長契約期間が9年であるのに対してコスモのマイカーリーススマートビークルの契約期間は3年、5年、7年ですので単純に月々のリース料金を比較してしまうと不利になります。※リース期間が長いほど月々のリース料金は安くなるため。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
3年 | 30,690円 | 32,890円 | 35,640円 |
5年 | 21,560円 | 24,310円 | 27,060円 |
7年 | 17,820円 | 20,900円 | 23,650円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社ではほとんどが標準で月々のリース料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」が含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額カルモくん
定額カルモくんの契約期間は1年から11年まで1年刻みで出来るのがポイントです。
メンテナンスパックは上記コスモMyカーリース・スマートビークルと似た構成です。
- ホワイトプラン:メンテナンス契約なし
- シルバーメンテプラン:簡易メンテナンス
- ゴールドメンテプラン:フルメンテナンス
- プラチナメンテプラン:ゴールド+メーカー保証延長
期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド | プラチナ |
1年 | 66,330円 | 70,180円 | 71,300円 | ー |
2年 | 39,050円 | 42,900円 | 44,020円 | ー |
3年 | 29,480円 | 33,330円 | 34,450円 | ー |
4年 | 25,190円 | 29,040円 | 30,160円 | 31,170円 |
5年 | 22,220円 | 26,070円 | 27,190円 | 28,200円 |
6年 | 20,350円 | 23,690円 | 24,810円 | 26,830円 |
7年 | 18,260円 | 21,600円 | 22,720円 | 24,740円 |
8年 | 16,940円 | 20,280円 | 21,400円 | 23,420円 |
9年 | 15,730円 | 19,070円 | 20,190円 | 22,710円 |
10年 | 15,070円 | 18,410円 | 19,530円 | 22,050円 |
11年 | 14,300円 | 17,640円 | 18,760円 | 21,280円 |
■リース料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
※全てのメンテプランに含まれます。
■オプションでリース終了後車がもらえる「乗り放題オプション」※旧もらえるプラン
- 契約期間は7年以上
- 対象車種は軽自動車とコンパクトカー
オプション料金(乗り放題オプション加算額)
- 500円/月
※「乗り放題オプション」はマツダ キャロルも利用可能です。
定額カルモくんのここがポイント
定額カルモくんは初心者や運転に自信のない方にも優しいカーリースです。それはメンテナンスパックのゴールドおよびシルバーを申し込むと付いてくる補償によって、リース終了時にキズや凹み、室内の汚れなどがあっても軽自動車で15万円、その他で18万円まで修理代を負担してくれるというもので、業界唯一のものです。
さらに軽自動車とコンパクトカー限定で「乗り放題オプション」が追加設定され、7年以上の契約では月500円の加算でリース終了後に車がもらえるようになります。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額22,110円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額11,000円
- ボーナス月加算額年2回 66,660円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
期間 | コスモ | カルモ | ニコノリ |
3年 | 30,690円 | 29,480円 | ー |
5年 | 21,560円 | 22,220円 | 22,110円 |
7年 | 17,820円 | 18,260円 | ー |
9年 | ー | 15,730円 | ー |
10年 | ー | 15,070円 | ー |
11年 | ー | 14,300円 | ー |
※コスモはホワイトパック、カルモはホワイトプランの料金です。
月々の支払額で1番安いのは11年契約のある定額カルモくんで月々14,300円の均等支払いでした。1日当たり477円でマツダ キャロルの新車に乗れることになります。
コスモMyカーリース・スマートビークルは5年、7年が安いのですがコスモMyカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモMyカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額カルモくんやカーコンカーリースもろコミ、定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない3年契約では問題がありませんが、5年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
例えば7年契約でコスモMyカーリース・スマートビークルの「シルバーパック」にすれば自賠責保険料と重量税も含まれ同じ条件となりますが、7年契約で月々20,900円になるためカルモの方がお安くなります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
今回は人気のマツダ キャロルのリース料金を単純に一番安いのはいくらなのか?を大手主要カーリース会社で比較してみました。
結果としては定額カルモくんが安いことが分かりました。
頭金なし、月々14,300円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなくマツダ キャロルの新車に乗れますのでお得です。※1日当たり477円
人気車種であるマツダ キャロルは中古車でも新車と変わらない価格であることが多いため、頭金無し月々1万5千円以下で新車に乗れるのはカーリースならではのメリットです。
しかし7~9年と契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要があります。
今回の3社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。