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スズキアルトバンは長い歴史を持つ軽乗用車の「アルト」のバリエーションの中の一つで4ナンバー商用貨物仕様のモデルです。
現在、軽自動車の4ナンバーバンは積載性を求めワンボックスタイプのボディ形状が主流で、ボンネットのある乗用車タイプのバンは最近までアルトの古くからのライバルであるダイハツ ミラがありましたが、現在は販売が終了となり、アルトバンは唯一の存在です。※ダイハツは5ナンバー(乗用車)のミライースの廉価グレードをビジネス向けとして販売しています。
そのため、このようなタイプでは独占状態であるアルトバンはカーリースでも人気車種となっています。
そんなアルトバンのリース料金は月々いくらになるのでしょうか?
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いで新車に乗る場合の最安値を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社のスズキアルトバンの月額料金・相場
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
スズキアルトバンはどんなクルマ?
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/
スズキアルトの初代モデルは1979年発売ですので40年以上の歴史がありますが、初代モデルは4ナンバーのバンのみで乗用車はありませんでした。
その後、乗用車タイプも発売されたため、現在4ナンバーバンのアルトは「アルトバン」という車名となっています。
アルトバンのエンジンは658cc直列3気筒自然吸気エンジンのみで、変速機は5速マニュアル(5MT)と5速マニュアルをベースに変速操作を自動化した5AGS(オートギアシフト)の2タイプが組み合わされています。駆動方式は5MTが2WDのみ、5AGSでは2WDとフルタイム4WDの選択が可能です。
アルトバンの特徴は、狭い道などでもコンパクトで取り回しの楽なボディと、圧倒的に軽量な車両重量です。
特に車両重量は5MTが610kgと非常に軽量で、4WDモデルでも670kgですので十分に軽量です。
この軽量な車両重量とワンボックスタイプに比べて空気抵抗の少ないボディ形状から燃費はアルトの乗用車タイプと同様に良好でJC08モードで24.0~26.2km/Lと4ナンバー軽自動車としては優秀な数値です。
荷物を積載することがあっても、ワンボックスタイプほどの積載量は必要ない場合には車両価格の安さや燃費性能の高さもあり、アルトバンはピッタリの1台といえます。
スズキアルトバンの室内空間と積載性能
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/
アルトバンは軽ワンボックスバンほどの荷室空間はありませんが、それでもリアシートを倒した2名乗車では荷室の床面の長さが1,350mmを確保しています。
荷室の幅は1,350mmで高さも855mmあり、リアゲート開口部も地上から690mmと低いため荷物の積み下ろしも楽に行えます。
さらに助手席を倒せば、さらに長尺物なども積載が可能です。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/
アルトバンの運転席は5ナンバー乗用車モデルのアルトと同様ですので運転のしやすさは乗用車並みで快適です。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/
アルトバンのグレード
アルトバン
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/
アルトバンにはグレードは無く1種類のみで、トランスミッションと駆動方式を選択するだけです。
- アルトバンVP 5MT/2WD
- アルトバンVP 5AGS/2WD
- アルトバンVP 5AGS/4WD
今回は安さにこだわった比較ですのでアルトバンVP 5MT/2WDで料金比較をしてみましょう。
料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:アルトバンVP 5MT/2WD
■燃費JC08モード:25.8km/L
アルトバンのリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
コスモMyカーリースの契約期間は個人向けの乗用車は3、5、7年の3種類ですが軽自動車の4ナンバーのバンやトラックは2年、4年、6年の3種類から選ぶことが可能です。
また、コスモマイカーリースはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
2年 | 33,990円 | 36,190円 | 39,160円 |
4年 | 20,790円 | 23,650円 | 26,620円 |
6年 | 15,620円 | 18,700円 | 21,670円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、メンテナンスパックを申し込まない基本料金では他社よりもコスモマイカーリースが安くなる傾向があるのですが、コスモマイカーリースのホワイトパックでは他社では基本料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」がコスモマイカーリースの基本料金であるホワイトパックには含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
コスモマイカーリースは2018年時点で累計登録台数5万台を突破しているトップクラスの知名度と人気のあるカーリースです。
その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額 19,580円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額11,000円
- ボーナス月加算額年2回 :51,480円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
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ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
契約期間 | コスモ | ニコノリ |
2年 | 33,990円 | ー |
4年 | 20,790円 | ー |
5年 | ー | 19,580円 |
6年 | 15,620円 | ー |
※コスモはホワイトパックの料金です。
今回は2社だけの比較ですが、カーリースの料金は期間が長いほどお安くなるため、月々の支払額で安いのは6年契約のあるコスモマイカーリースで15,620円の均等支払いでした。1日あたり520円で新車のスズキアルトバンが利用できるというわけですね。
今回の2社では同じ契約期間が無いため直接比較が出来ませんが、コスモマイカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモマイカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
スズキアルトバンのような軽自動車の4ナンバーの商用車(バン)は新車登録から2年で初回の車検があり、その後も2年ごとに車検を通す必要があります。※5ナンバーの軽自動車は初回3年で、その後は2年ごとに車検を迎えます。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない2年以内の契約では問題がありませんが、3年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/
今回は軽自動車のワンボックスバンでは人気のスズキ アルトバンのリース料金を大手主要カーリース会社で比較してみました。
今回の2社の比較では長期の6年契約がある分、コスモ マイカーリースが安いことが分かりました。
頭金なし、月々15,620円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなくアルトバンの新車に乗れます。※1日当たり520円
しかし契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要もあります。
今回の2社ではコスモマイカーリースはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
しかし、定額ニコノリパックは車検の基本料金やオイル交換費用まで基本料金に含まれているという大きなメリットもあります。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。