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カーリースのCMや新聞の折込チラシ広告などで近頃よく見掛けるのが、
「月々1万円で新車に乗れる!」
「毎月8千円で新車に乗りましょう~♪」
このようなものですね。
でも、ご存知の方も多いかも知れませんが、このような金額の場合は必ず支払いに年2回ボーナス時の支払いの加算があるのです。
安いと思ったのにガッカリしてしまいますよね。
しかし、ボーナス加算なしの均等払いでもカーリースは安いということをご存知でしょうか?
なぜカーリースは安いのか?何か落とし穴的な訳があるのでしょうか?
安いと聞くと、かえって心配になってしまうあなたにその理由を解説します!
カーリースが新車でも安く利用出来る理由
カーリースでは頭金なしで月々定額支払いで新車に乗ることが出来るため、近頃では特に個人の方の利用が急増中です。
一般的にカーリース会社には新車が在庫されているケースはあまり無く、契約者が希望する新車の車種やボディーカラー、オプションなどを選び、本契約が済んでからリース会社が自動車販売会社(ディーラー)に新車を注文します。
このように契約者は新車を購入するのと同じ感覚で新車を手に入れることが出来て、月々均等支払いのみで利用出来るメリットがカーリースにはあるのです。
しかし、売れ残りのような在庫車などであれば多少は安いことは分かるのですが、なぜカーリース会社は契約者の希望の新車を購入して安くリースすることが出来るのでしょうか?
その理由はカーリースの仕組みにあるのです。
カーリースの支払い総額はローンよりも安い?
カーリースがなぜ安いか?
それは仕組みを知れば理解できます。
支払うのはグリーンの部分だけ
カーリース会社がリース料金を決める時には、始めにリース終了時のクルマの査定額を予想して、あらかじめその予想額を引いた金額をベースにリース料金を決めていきます。
予想した査定額は「残価」と呼ばれています。
つまりカーリースの支払いはクルマの価格のすべてではなく「残価」を引いた分だけでよいのです。
これに対して、ローンでクルマを購入した場合は購入価格のすべてをローンで分割して支払わなければなりませんので、トータルの支払額はカーリースよりも高額になってしまいます。
実際に比較してみましょう!
ホンダN-BOX
国内で2年連続登録数第一位の大人気なホンダN-BOXで比べてみます。
■ホンダN-BOX G・L Honda SENSING
■状態:新車
■支払い期間:5年(60回)
■見積り金額:1,619,790円
- 車両本体価格:1,499,040円
- 諸費用:120,750円
ローンの支払額を計算
- 頭金:19,790円
- 借入金額:160万円
- ボーナス加算なし
- 金利:4.900%
- 返済総額:1,807,220円
- 支払利息総額:207,220円
- 月額返済額:30,120円(初回30,140円)
- 支払い総額:1,827,010円
カーリース料金(コスモMyカーリース・スマートビークル)
- 頭金:0円
- ボーナス加算なし
- 月々支払い: 26,568円×60回
- 支払い総額:1,594,080円
ローンで支払う場合とカーリースで支払う場合の支払い総額は5年間でこのようになりました。
その差額は
1,827,010円- 1,594,080円=232,930円
さらに、コスモMyカーリース・スマートビークルではリース期間中の自動車税もすべて料金に含まれるために、
10,800円×4=43,200円
となりますので、
合計276,130円という差額になります。
このようにカーリースはローンで購入するよりも支払い総額がお安くなることがお分かりいただけたかと思います。
カーリースの注意点
カーリースの安さの理由は前述の通り「残価」を支払う必要が無いためです。
リース終了後に残価=「クルマの価値」があるためにカーリースはその分をあらかじめ引いて安く利用出来ます。
しかし、この残価があるためにリース料金が安くなる反面、気をつけなければならない点もあるのです。
カーリースの契約期間が終了するとクルマは返却され、ほとんどの契約者は別の新車をリース契約して乗り換えています。
しかし、返却されたクルマの状態が悪い場合には問題となってしまうことがあります。
返却されたクルマをカーリース会社では中古車として販売したり、中古車のリース車両として再度リースしたりします。
しかし、返却されたクルマの状態が悪く、予想した残価を下回る査定となった場合には中古車として販売することなどが困難になってしまいます。
その場合は残価と査定額の差額の清算が必要になってしまうこともあるのです。
残価よりも査定額を下げてしまう原因としては、
- 車体の傷や凹み、内装の食べこぼし跡やこげ跡
- 走行距離制限の超過
このようなものがあります。
車体の傷などについてはあまり神経質になる必要はありませんが大きな傷や凹みは査定額を下げてしまう可能性があります。子供と一緒に乗る機会が多い場合はシートにシミや汚れをつけないようにカバーをするなどの注意をしながら利用する方が安心です。
このような点は良くカーリースのデメリットと言われますが、あまり神経質になりすぎてもいけません。ほんの小さな傷などは問題にならないことが多く、時間の経過と共に自然に色あせた塗装や白っぽく変色した樹脂部品などは想定内であり、問題になることはありません。しかし、リース期間中はなるべく丁寧にクルマを扱うようにする必要はあります。
また走行距離はクルマの価値に大きく影響します。走行の多いクルマは少ない車よりも価値が低いと見なされて、中古車としても安い価格の販売となってしまいます。
そのためカーリース会社は車の価値を一定水準より下げないためにリース終了時の走行距離制限を設定しています。
上記のコスモMyカーリース・スマートビークルでは走行距離の上限を月あたり500、1,000、1,500キロの3種類から選べるようになっています。
実際の契約者では1,000キロで申し込む方が大多数のようですが1年間で12,000キロ走行できますので一般的なドライバーには十分な距離です。
日本人の平均走行距離は1月当たり400キロ前後のようですので十分なのですが、通勤などで特別多く距離を走行するような人は月あたり1,500キロでも不足する場合もありますので、ご自分がどのくらい走行しているかを確認して申し込むことをおすすめします。
月あたりの走行距離は分かりやすく目安にしているもので、実際にはリース期間のトータルで走行距離を超えなければ問題ありません。
たとえば月あたりの制限が1,000キロで5年契約の場合は
1,000キロ×60ヶ月=60,000キロ
となりますのでリースが終了した時点で6万キロを超えていなければ月にいくら走行しても問題ありません。
ローンで購入するのに比べて格安で利用できるカーリースですが、このような基本的なことを注意して乗る必要がありますので覚えておきましょう。
カーリースは安いけど自分の物にならない?
一般的なカーリースは安いのは良いのだけど最終的にクルマが自分の物になりません。ローンで購入したのであればローンの支払いが終了すればクルマは自分の物です。
それでも上記のコスモMyカーリース・スマートビークルでは2018年には累計登録台数が5万台を突破して人気となっています。
それはなぜかというと、カーリースの利用者の多くはずっと1台のクルマに乗り続けるのではなく数年ごとに新車に乗り換えるような乗り方を希望して選択しているからです。
クルマを自分の物にすることにはこだわらずに、リース期間の数年ごとに新車に乗り換える乗り方を選んでいます。支払いは月々定額料金を支払いながら最新の安全装備が搭載された新車に乗り換えて安心と安全を優先しています。
自動車は数年の違いでも安全性には大きな違いがあります。
≫ 参考:ファミリーカーに古い中古車は絶対に避けるべき本当の訳を動画で確認
しかし、月々料金を支払うのだから最終的にはどうしても自分のものにしたい方もいることも確かです。
そのような方には近頃はリース期間が終了したらクルマがもらえるカーリースも登場していますので、そちらがおすすめです。
クルマがもらえるカーリースの場合は終了後の清算も関係が無くなり、走行距離制限も無く走り放題となるメリットも有ります。
こちらに↓詳しく説明しています。
≫ 参考:クルマがもらえるカーリース3社を徹底比較!人気の軽自動車はいくら?
あと、大事なことなのですが、1番安くクルマを手に入れるのはもちろん「現金一括購入」です。
現金一括での購入であれば金利も掛りませんので1番お得なのは間違いありません。
資金を用意できるのであれば現金一括、急に貯金が減ってしまうと何かあった時に心配と感じるのであればカーリースのご利用がおすすめです。
まとめ
支払い総額の比較を見てお分かりの通り、カーリースはローンで購入するのに比較して総額はかなりお得になります。また、手軽に新車に乗り継いでいきたいならカーリースが向いているといえるでしょう。
しかし最低限の丁寧なクルマの扱いと、走行距離には注意する必要があります。
そして話題のクルマがもらえるカーリースであればカーリースのデメリットと言われる制限からほぼ開放されます。
ご自分の乗り方、ライフスタイルにぴったり合った乗り方を選んで、快適なカーライフをお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます。