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カーリースの料金は車両の価格に比例しています。
車両価格が高いクルマほどリース料金も比例して高くなります。
そのため、自然に思いつくのが、
カーリースも値引き交渉が出来ればリース料が安くなるのでは?
ということです。
毎月支払うリース料金を少しでも安くしたいですからね。
そこで、今回はカーリースの月々の料金を安く抑えるために行ういくつかの対策を紹介させていただきます。
ネット割引のあるカーリースもある?
カーリースの申し込み方法はネット申し込みと、店舗での申し込みの2つに大きく分かれます。
ネット申込みの場合は見積りからご自宅へ新車が納車されるまで一度も店舗などに出掛けずに済むことが可能であるために、忙しい方にはぴったりです。
カーリース会社としてもネット申込みであれば店舗に人を配置する必要が無いために、中にはネット申込み割引を行っているカーリース会社もあります。
料金シミュレーションでは自動的に300円値引きで表示されます
定額カルモくんはインターネット申込みの方へ毎月のリース料金をリース期間中ずっと300円割引するお得な「ネット割」を行っています。
例えば定額カルモくんの最長契約期間は9年・108回支払いですので、
300円×108回=32,400円
トータルでこの金額が浮くことになりお得です。
≫ 参考:定額カルモくんの申込~審査やデメリットまでまるわかりガイド
カーリースでは値引きの商談は出来るの?
新車をカーディーラー(自動車販売店)などで購入しようとする時には、最初に提示された見積りでそのまま購入する人は珍しく、ほとんどの方は値引き価格の商談・交渉をします。
同じ車種を扱う他の販売店と競合させたりするのが一般的ですね。
もし新車を安く仕入れることが出来ればカーリース会社も安い料金でリースしてくれそうですよね?
それでは、カーリースではどのように新車を仕入れているのでしょうか?
じつは新車の「在庫」を持っているカーリース会社はほとんど無く、契約後にその都度新車を注文しています。
在庫ではなく、契約のたびに注文するのでカーリースでは新車を購入するように希望の車種のグレードやボディカラー、純正のオプションなどを自由に選んで申し込むことが出来ます。
カーリース会社は申し込みを受け付けるとすぐに「審査」を行い、審査の通過を確認してからお客様と契約内容をチェックした後に「契約」を行います。そして、カーリース会社は契約後に自動車販売会社に新車を発注しているのです。
新車購入の価格の商談・交渉は「契約の終了後」にカーリース会社とカーディーラー(自動車販売店)が行いますので、そこに契約者が入って値引き交渉をすることはありません。
残念に思うかもしれませんが、実際にはカーリース会社は大量に新車を購入しますので、個人が交渉するよりもディーラーの値引き幅は大きいと言われています。
カーリースの料金が安いのはなぜ?
カーリースはこのように新車の値引き商談・交渉は申込者の方からは出来ませんが、支払いは頭金など無くても月々均等支払いのみで、お手頃な料金で新車に乗れます。
これって、不思議ではありませんか?
一般的なカーリースには「残価」というものがあります。
残価とはリース期間が終了した時のクルマの査定額を前もって予想した金額のことを言います。
たとえば
「リースが終了する5年後のこのクルマの価値は今までのデーターから50万円位だろう」
と予測するのです。
そしてカーリースの料金は新車の車両価格から、あらかじめ「残価」を値引きした金額をベースに決めていくのです。
つまり、カーリースは車両価格の全てではなく、残価を引いた金額だけ分割で支払えばいいのです。
これに対して、ローンや現金一括での購入では新車の車両価格と初期費用の合計を全て支払いますので支払い総額は高くなってしまうのです。
カーリースでは残価の設定があるおかげで安い料金で新車に乗ることが出来ることをお分かりいただけたでしょうか?
このような仕組みを見ると、残価の設定を高額にするようにカーリース会社に交渉すれば月々のリース料金は安くなるのでは?と考えてしまいますよね。
しかし、それはとても危険な考えなのです。
カーリースではリース期間が終了すると返却されたクルマを実際に査定をします。その時に、査定額が残価を下回ってしまうと、差額を清算しなければならないこともあるのです。
残価を高額に設定すれば月々の支払いは当然安くなるのですが、それと同時に清算金の支払いが必要になる可能性もグンと高くなってしまうのです。
交渉をすれば残価設定を高額にすることに同意してくれるリース会社もあるかもしれません。しかし、残価はカーリース会社のプロが過去の豊富なデータを元に出した金額ですので残価設定を高額にする交渉はおすすめできません。精算金のリスクが高くなるだけだと思います。
残価を高額に設定すると、リース終了後にトラブルとなってしまうことがあるために大手の一流のカーリース会社では、普通に乗る限りではリース終了後に残価よりも査定額が下回ることが無いように余裕をもたせて残価を設定しています。
そのため、他社と比較して明らかに月々の料金が安いカーリース会社は逆に警戒するべきでしょう。
カーリースの料金を安くするテクニック
カーリースの値引き交渉でリース料金を安く抑えることは難しいのですが、その他の方法で月額料金や支払い総額を下げることが出来ます。
そのいくつかのテクニックを紹介します。
リース車両の価格を安く抑える
冒頭と重なりますが、カーリースの料金はリース車両の価格に比例しますので、車両価格を抑えればリース料金は安くなります。
クルマのランクを下げる
カーリースは残価設定があるために支払い総額はローンで購入するよりも安くすみます。支払いが安く済む分、ローンで購入するよりも上のランクのクルマに乗ることも可能になるのです。
それとは逆にクルマのランクを落とせば月々の支払いも安くなりますので、希望の車種の料金が予算オーバーである場合はこの方法で予算に合わせる事が可能です。
グレードやオプションで調整する
クルマのグレードを上級なものにしたり好みのオプションを複数取り付けようとすると想定外に料金が高額になってしまいます。
そのため、クルマのランクを下げるほどでもないけど、少しだけ料金を抑えたいならグレードを下げたり、オプションを少なめにすることでリース料金を微調整できます。
カーリースでは基本的に改造やカスタムは禁止ですが、納車後に自分で取り付けたナビなどのオプションは返却時に取り外ししまえば問題ありません。
≫ 参考:カーリースの車をパーツ交換やオールペン、改造のカスタムはOK?
カーリース会社のオプション設定で安く抑える
カーリースでは車体のオプション以外にもリース会社のオプション契約がいくつかありますので、そこの見直しでも料金を調整することが出来ます。
メンテナンスパックの見直しで安く抑える
カーリース各社ではクルマの消耗部品の交換や車検などをお任せ出来るパッケージオプションの「メンテナンスパック」が用意されています。
そのメンテナンスパックは数種類の選択式であることも多く、メンテナンス無しの契約から、コミコミのフルメンテナンスをお任せ出来る契約までを選ぶことが可能です。
その料金はメンテナンス無しでは当然リース料金はお安くなり、コミコミのフルメンテナンスでは高額ですがクルマの管理はお任せで楽になります。
そのため、契約期間が3年以内の短期間で、走行距離も多く乗らないのであれば消耗品交換の可能性も少なく、車検も通しませんのでメンテナンス契約無し、または簡易メンテナンスの契約でも問題ないでしょう。
契約が長期であったり、クルマのことが全く分からず、プロに全てお任せしたいのならコミコミのフルメンテナンスが基本的にはおすすめです。
メンテナンス契約無し、または簡易メンテナンスにすれば料金は安くなりますが、クルマは定期的に点検や整備をしないと安全に走行することが出来ません。そのためクルマに詳しい人や知り合いの整備工場があるという方以外はメンテナンスパックで料金の調整はせずに安全のために、なるべくコミコミのフルメンテナンスの申し込みをおすすめします。
走行距離制限で安く抑える
クルマの走行距離はクルマの価値に大きく影響しますので、カーリース会社では月あたりを目安として走行距離の上限を設定しています。
そのため自分が月あたりどのくらい走行するのかを確認して、走行距離制限に余裕のあるリース会社を選ぶことが重要です。
カーリース会社の中には走行距離の上限を選べるプランもあり、距離が長いほど当然リース料金は高くなります。
ホンダN-BOX G・L Honda SENSING参考料金
■7年契約
- 月間500キロ設定 :22,140円
- 月間1,000キロ設定:22,680円
- 月間1,500キロ設定:23,112円
このような料金の違いがあります。
月額料金を安く抑える
ここから紹介するのは支払い総額はほぼ変わりませんが、月額料金を低く抑える方法を紹介します。
リース契約期間を長くして安く抑える
ローンと同様に期間を長くすると支払い回数が多く分割されるために月額料金は安い金額に抑えることが出来ます。
1台のクルマにじっくり長期で乗りたいのであれば、9年契約などの長期で利用出来るカーリースを選んでみましょう。
具体的に料金を見てみましょう。
ホンダN-BOX G・L Honda SENSING参考料金
- 3年契約:35,964円/月
- 5年契約:27,756円/月
- 7年契約:25,812円/月
- 9年契約:21,924円/月
このように3年と9年では料金が大きく違います。
頭金を支払い安く抑える
カーリースでは頭金なしで定額支払いのみで新車に乗れることがメリットですが、頭金を支払うことによって月々の料金を安く抑えることが出来ます。
ライフスタイルなどに合わせて都合の良い方を選びましょう。
ボーナス加算支払いを併用して安く抑える
頭金と同様に年に2回のボーナス時に通常月よりも加算して支払えば月々の支払額を安く抑えることが出来、テレビCMや宣伝チラシなどで見かけるボーナス月以外は「月々8千円」や「月々1万円」に抑えた支払い方法も可能になります。
キャンペーンを利用して安く抑える
確実な方法ではありませんが、カーリース会社では期間限定のキャンペーンで通常よりも安い料金で契約が出来ることがあります。
時間に余裕がある方のみしか無理ですが、可能であれば定期的にカーリース会社の公式ページをチェックしてみてください。
例えば、リース料金自体の割引ではなくても、オプションが無料で取り付け出来たり、ガソリンの大幅値引きが受けられるようなキャンペーンはよく行われています。
トータルでは実質的に安くなりますので、おすすめです。
カーリースの値引きのまとめ
カーリース車両の値引き商談・交渉はほぼ出来ませんが、今回の説明のように、ご自分の予算に合わせる方法はあります。
その中では車両価格を抑えることで、支払い総額や月額を抑える方法と、支払い総額は変わりませんが、期間を長くしたり、頭金、ボーナス加算などで月額を低く抑える方法があります。
リース期間中に安心してクルマに乗るためには月々の支払額に無理がないことが重要ですので、色々なパターンを比較してご自分にぴったりの方法を探してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。