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トヨタのコンパクトなハイトワゴンのルーミーおよびタンクは姉妹車として2016年に発売されました。
ライバルはスズキのソリオですが、ルーミー・タンクは発売後より販売台数を増やし、2019年の5月にはルーミーが7,728台、タンクが6,268台が販売されています。
軽自動車を含まない「登録車」の販売台数1位は同じトヨタのプリウスで10,005台なのですがルーミーとタンクの合計では13,996台となりますので現在1番売れている車種であるといえます。
ライバルのソリオは3832台でしたのでルーミー・タンクが圧勝のようです。
このように販売数から見ても1番人気のルーミー・タンクはカーリースでも各社で常に申し込みの多い人気車種となっているようです。
そんなルーミー・タンクのリース料金は月々いくらになるのでしょうか?
今回は特に安さにこだわって比較してみます。
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いでルーミー・タンクの新車に乗る場合の最安値を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社のルーミー・タンクの月額最安値
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
トヨタ ルーミー・タンクの違いとグレード
ルーミーGとタンクG
ルーミーとタンクに違いはあるの?
トヨタルーミーとタンクは販売店の違いによって分けられた姉妹車でルーミーは「トヨタ店」、タンクは「トヨペット店」および「ネッツ店」で販売されていますがカーリースで乗る場合は意識する必要はありません。
両車のクルマ自体の違いはフロントのデザインの違いが主なもので、リアは同様なデザインですがテールランプの色がルーミーは赤でタンクはクリアーという違いがあります。
テールライトの色が違います
またルーミーとタンクのグレード設定や価格は全く一緒に設定されています。
ルーミーとタンクのグレード
クルマには装備やエンジンなどが違う数種類の「グレード」が用意されていることが一般的でルーミー・タンクにも数種類のグレードが用意されています。
ルーミー・タンクには特別仕様車なども用意されていますが、そのなかで基本グレードはお求め安い順に
X⇒XS⇒Gという3種類が用意されています。
この基本グレード中のGをベースにエンジンをターボエンジンにアップグレードした「G-T」とカスタムを加えた「カスタムG」、両方あわせた「カスタムG-T」が派生グレードとして用意されています。
さらに、内外装をより高級で上質なものに仕上げた「G“Cozy Edition”」も特別仕様として用意されています。
このようなグレード構成の中でおすすめしたいグレードは「G」以上のグレードです。
誰でもなるべく安いリース料金でルーミー・タンクに乗りたいために車両価格の1番安い「X」や「XS]を選びたいところなのですが、「X」や「XS]グレードの仕様はいわゆる「営業車グレード」で、内装は質素というよりも軽自動車と比較しても「チープ」といえそうなほどです。
もちろん今時の新車ですから「X」や「XS」グレードにもエアコンは標準装備なのですが、温度調整が現在主流の自動調整式のエアコンではなく手動調整式のエアコンです。
XおよびXSのマニュアルエアコン
(手動温度調整式)
Gのオートエアコン
(自動温度調整式)
カーリースでは契約期間が長く5~7年ほどの利用が多いのですが、そのような長期に渡って装備に後悔しながら乗り続けるのは単に苦行です。
装備の違いはそれだけではありませんので、最高グレードを選ぶ必要はありませんが装備の充実した中間以上のグレードを選ぶことをおすすめします。
そのため今回のリース料金比較の対象も現実的な「G」グレードで比較してみましょう。
※マニュアルエアコンのグレードでよい場合は以下のリース料金よりもお安くなります。
今回の料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■ルーミー・タンク G 2WD A/T
■燃費JC08モード:24.6km/L
ルーミー・タンクのリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
他のリース会社が最長契約期間が9年であるのに対してコスモのマイカーリーススマートビークルの契約期間は3年、5年、7年ですので単純に月々のリース料金を比較してしまうと不利になります。※リース期間が長いほど月々のリース料金は安くなるため。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
3年 | 47,088円 | 49,248円 | 52,488円 |
5年 | 34,884円 | 37,800円 | 41,040円 |
7年 | 29,484円 | 32,724円 | 35,964円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社では基本料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」がコスモマイカーリースの基本料金であるホワイトパックには含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額カルモくん
定額カルモくんの契約期間は1年から11年まで1年刻みで出来るのがポイントです。
メンテナンスパックは上記コスモMyカーリース・スマートビークルと似た構成です。
- メンテプランなし:メンテナンス契約なし
- シルバーメンテプラン:簡易メンテナンス
- ゴールドメンテプラン:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
1年 | 114,912円 | 119,192円 | 120,092円 |
2年 | 68,148円 | 72,428円 | 73,328円 |
3年 | 52,380円 | 56,660円 | 57,560円 |
4年 | 44,820円 | 49,100円 | 50,000円 |
5年 | 39,204円 | 43,484円 | 44,384円 |
6年 | 35,208円 | 38,988円 | 39,888円 |
7年 | 31,320円 | 35,100円 | 36,000円 |
8年 | 28,944円 | 32,724円 | 33,624円 |
9年 | 26,784円 | 30,564円 | 31,464円 |
10年 | 25,488円 | 29,268円 | 30,168円 |
11年 | 24,192円 | 27,972円 | 28,872円 |
■リース料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
※全てのメンテプランに含まれます。
■オプションでリース終了後車がもらえる「乗り放題オプション」
- 契約期間は7年以上
- 対象車種は全車種
オプション料金(乗り放題オプション加算額)
- 7年~11年契約:540円/月(均一料金)
※乗り放題オプションはルーミーとタンクも利用可能です。
定額カルモくんのここがポイント
定額カルモくんは初心者や運転に自信のない方にも優しいカーリースです。それはメンテナンスパックのゴールドおよびシルバーを申し込むと付いてくる補償によって、リース終了時にキズや凹み、室内の汚れなどがあっても軽自動車で15万円、その他で18万円まで修理代を負担してくれるというもので、業界唯一のものです。
さらに軽自動車とコンパクトカー限定で「車がもらえるオプション」が追加設定され、7~11年契約では月500円の加算でリース終了後に車がもらえるようになります。
カーコンカーリースもろコミ
カーコンカーリースもろコミは契約期間が3年と5年、7年と9年の4つの期間から選ぶことが出来ますが3年と5年はリース終了後は一般的なカーリースと同様に返却するタイプで7年と9年の契約ではリース期間終了まで乗るとクルマがもらえるようになるという違いがあります。
■リース料金
- 3年契約:45,900円/月
- 5年契約:38,448円/月
- 7年契約:32,508円/月
- 9年契約:28,080円/月
■メンテナンスパック加算額
- 3,410円~/月
■リース料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
- 車検無料クーポン
■特徴
- リース終了後車がもらえる(7ねん、9年)
- 車検の基本料金が最初からコミコミ
■補足
「♪もろコミ月々8千円からカーコンカーリース~♪」というテレビCMをご存知の方も多いかもしれません。
その月々8千円という仕組みは「ボーナス併用支払い」で可能になります。※8千円は軽自動車料金でルーミー・タンクGは月々13,068円からになります。
ちなみに今回のルーミー・タンクGでは以下のようになります。
3年契約
- 月々支払額: 15,120円(税込)
- ボーナス月加算額:200,124円(税込)年2回
5年契約
- 月々支払額: 15,120円(税込)
- ボーナス月加算額:155,196円(税込)年2回
7年契約
- 月々支払額: 13,068円(税込)
- ボーナス月加算額:106,272円(税込)年2回
9年契約
- 月々支払額: 13,068円(税込)
- ボーナス月加算額:81,000円(税込)年2回
カーコンカーリースもろコミのここがポイント
カーコンカーリースもろコミでルーミー・タンクの申込みプランは 7年と9年の契約期間から選ぶことが出来ます。
7年と9年ではどちらの期間を選んでもリース期間終了後には車がもらえます。またリース期間分の車検無料クーポンがもらえますので期間中の維持費も低く抑えることが出来ます。
7年契約には「特選車」と呼ばれる車が用意され、カーナビやETCなどのアクセサリーとメンテナンスパックがリース料金据え置きでお得に利用出来るものですが今回のルーミー・タンクは調査日では特選車に設定されていませんでした。
カーコンカーリースもろコミは7年契約と9年契約共にリース期間満了の2年前より返却と乗り換えが出来ますが、その場合はクルマをもらうことは出来ません。リース期間終了まで乗ることでクルマがもらえるようになります。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
カーリース会社 | リース料金/月 | 備考 |
コスモMyカーリース・スマートビークル | 29,484円 | 7年 |
定額カルモくん | 24,192円 | 11年 |
カーコンカーリースもろコミ | 28,080円 | 9年 |
ルーミー・タンクのリース料金最安値は11年という超長期契約がある定額カルモくんでした。
リース終了後にカーコンカーリースもろコミは追加料金無しでそのままクルマがもえますが、定額カルモくんでは月々324円追加することが必要です。しかし乗り放題オプション料金を足しても月額は定額カルモくんが安いですね。
コスモMyカーリース・スマートビークルだけ少し料金が高く見えますが、コスモMyカーリース・スマートビークルでは最長期間が7年ですので、実質的には高くありません。
7年同士で比較するとコスモMyカーリース・スマートビークルが1番安くなります。
料金の差は大きくはありませんのでご自分にとってメリットになるポイントの多いリース会社を選ぶことをおすすめします。
まとめ
今回は人気のルーミー・タンクのリース料金を単純に一番安いのはいくらなのか?を大手主要カーリース会社で比較してみました。
結果としては定額カルモくんが安いことが分かりました。
頭金なし、2万円台の均等支払いのみでボーナス加算もなくルーミー・タンクの新車に乗れますのでお得です。
しかし7~9年と契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要があります。
今回の3社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
料金のやすさも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。