シエンタはトヨタの3列シートを備えるモデルの中で取り回しの良い1番コンパクトなボディサイズのミニバンです。
現在販売されているのは2015年に発売された2代目のモデルで先代(初代)同様にリアに両側スライドドアと3列シートを備えたボディは全長が135mm大きくなりましたが、それでもサイズは5ナンバー枠に収まるサイズのために持て余すことなく、取り回しの良さは変わりありません。
シエンタはちょうどよいボディサイズに3列シートと両側スライドドアなどにより、特に子育て世代のママとパパに圧倒的な支持を受けています。近頃では軽自動車も広くはなりましたがベビーカーや子供の荷物を積んで家族でお出かけするには少し手狭、かといって大きなミニバンでは取り回しも大変で、普段乗るには無駄に感じてしまう・・そんな考えをお持ちの方にはシエンタがちょうどいいのです。
このように実用性と人気も高いトヨタ シエンタはカーリースでも各社で常に申し込みの多い人気車種となっているようです。
そんなトヨタ シエンタのリース料金は月々いくらになるのでしょうか?
今回は特に安さにこだわって比較してみます。
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いでトヨタ シエンタの新車に乗る場合の最安値を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社のトヨタ シエンタの月額最安値
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
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目次
トヨタ シエンタはどんなクルマ?
出展:トヨタシエンタ公式サイト
現在販売されている2代目トヨタシエンタは初代のモデル登場から12年ぶりにフルモデルチェンジを実施して2015年に発売されました。
その開発のテーマは「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」。従来はミニバンといえば室内の広さを最大限に確保するためにスクエアなボディデザインが常識であるのに対して新型シエンタは「トレッキングシューズ」をイメージして曲線を多用した躍動感溢れるスタイルに仕上がっています。
広くて便利な新型シエンタ
出展:トヨタシエスタ公式サイト
新型シエンタのボディサイズは全長が135mm長くなり、ホイールベース(前輪の中心と後輪の中心の間の距離)も50mm長くされたために車内が前後に広くなりましたが、幅は変更していないために狭い道路での運転も安心です。
新型シエンタにはハイブリッド車もラインナップされていますが、ハイブリッド走行に必要なバッテリーを2列目の足元床下、ガソリンタンクを2列目シートの下に埋め込むことによって車内の床の高さを地面から33センチまで下げることに成功しています。
またスライドドアが開いた時の幅も先代より50mm拡大したことで33cmの床の低さと共にお年寄りや小さなお子様の乗降性がアップしています。
3列のシートは劇場のように後ろのシートほど着座位置が高くなるように設置され、一般的には閉鎖間の強い3列目に着席しても前方が広く見渡せる設計になっています。
また簡単操作でアレンジできるシートにより移動中も休憩時にも人数に合わせて快適に利用が可能です。
シエンタに搭載されるエンジンは1.5Lガソリンとハイブリッドの2種類でJC08モード燃費は1.5Lガソリン車で15.4~20.2km/L、ハイブリッド車では28.8km/Lとミニバンの中では優れた燃費性能を誇ります。
衝突回避支援パッケージToyota Safety Sense C
安全装備ではトヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense 」が標準またはオプションで装備されます。
Toyota Safety Senseはつの先進安全機能でドライバーをサポートします。
- ぶつからないをサポート
- はみ出さないをサポート
- 夜間の見やすさをサポート
前方に障害物がある場合はブザーでの警告や自動ブレーキで衝突を回避したり被害を軽減し、道路の白線を認識してウインカーを出さずに白線を越えようとするとブザーとディスプレイで警告を行います。
また夜間はヘッドライトのハイビームとロービームの切り替えを自動で行うことで歩行者や障害物の早めの発見をサポートします。
さらに前のクルマが発進したことをお知らせするなどの様々な運転サポート機能が安全性を高めています。
トヨタ シエンタのグレード
ガソリンFUNBASE X
クルマには装備やエンジンなどが違う数種類の「グレード」が用意されていることが一般的でシエンタにも数種類のグレードが用意されています。
シエンタのグレードは大きく「ハイブリッド」、「ガソリン」に別れ、「ハイブリッド」と「ガソリン」それぞれに「X」と「G」の2種類の基本グレードが用意されています。
ベーシックグレードが「X」で上級グレードが「G」ですが、Gにはさらに上級な特別仕様車として「G Cuero」が追加されています。
2018年の改良時には2列シート仕様車が登場し、グレード名の前にFUNBASEを加えて「FUNBASE X」、「FUNBASE G」として3列仕様と区別されています。
- G Cuero
- X
- G
- FUNBASE X(2列シート)
- FUNBASE G(2列シート)
今回は安さにこだわった比較ですので1番車両価格の安い「ガソリンFUNBASE X」グレード(2列シート)のカーリース料金を比較してみますが念のためハイブリッドで上級グレードの「ハイブリッドG」の料金も併記してみます。
ハイブリッドG
今回の料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:「ガソリンFUNBASE X」・ 「ハイブリッドG」
■燃費JC08モード:ガソリンFUNBASE X20.2km/L・ハイブリッドG28.8km/L
トヨタ シエンタのリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
他のリース会社が最長契約期間が9年であるのに対してコスモのマイカーリーススマートビークルの契約期間は3年、5年、7年ですので単純に月々のリース料金を比較してしまうと不利になります。※リース期間が長いほど月々のリース料金は安くなるため。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
3年 |
48,924円 (56,376円) |
51,084円 (58,536円) |
54,324円 (61,776円) |
5年 |
37,152円 (43,092円) |
40,068円 (46,116円) |
43,308円 (49,356円) |
7年 |
31,320円 (37,368円) |
34,668円 (40,608円) |
37,908円 (43,848円) |
※ガソリンFUNBASE Xの料金、( )内はハイブリッドGの料金
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社ではほとんどが標準で月々のリース料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」が含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額カルモくん
定額カルモくんの契約期間は1年から11年まで1年刻みで出来るのがポイントです。
メンテナンスパックは上記コスモMyカーリース・スマートビークルと似た構成です。
- ホワイトプラン:メンテナンス契約なし
- シルバーメンテプラン:簡易メンテナンス
- ゴールドメンテプラン:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
1年 |
88,560円 (96,876円) |
92,840円 (101,156円) |
93,740円 (102,056円) |
2年 |
55,944円 (66,612円) |
60,224円 (67,892円) |
61,124円 (68,792円) |
3年 |
47,412円 (55,620円) |
51,692円 (59,900円) |
52,592円 (60,800円) |
4年 |
41,796円 (49,356円) |
46,076円 (53,636円) |
46,976円 (54,536円) |
5年 |
37,260円 (44,172円) |
41,540円 (48,452円) |
42,440円 (49,352円) |
6年 |
35,100円 (42,012円) |
38,880円 (45,792円) |
39,780円 (46,692円) |
7年 |
32,940円 (41,148円) |
36,720円 (44,928円) |
37,620円 (45,828円) |
8年 |
30,456円 (37,692円) |
34,236円 (41,472円) |
35,136円 (42,372円) |
9年 |
28,080円 (34,560円) |
31,860円 (38,340円) |
32,760円 (39,240円) |
10年 |
26,784円 (32,832円) |
30,564円 (36,612円) |
31,464円 (37,512円) |
11年 |
25,488円 (30,996円) |
29,268円 (34,776円) |
30,168円 (35,676円) |
※ガソリンFUNBASE Xの料金、( )内はハイブリッドGの料金
■リース料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
※全てのメンテプランに含まれます。
■オプションでリース終了後車がもらえる「乗り放題オプション」
- 契約期間は7年以上
- 対象車種は軽自動車とコンパクトカー
オプション料金(乗り放題オプション加算額)
- 7年契約:540円/月
- 8年契約:432円/月
- 9年契約:324円/月
- 10年契約:324円/月
- 11年契約:324円/月
※乗り放題オプションはシエンタも利用可能です。
定額カルモくんのここがポイント
定額カルモくんは初心者や運転に自信のない方にも優しいカーリースです。それはメンテナンスパックのゴールドおよびシルバーを申し込むと付いてくる補償によって、リース終了時にキズや凹み、室内の汚れなどがあっても軽自動車で15万円、その他で18万円まで修理代を負担してくれるというもので、業界唯一のものです。
さらに軽自動車とコンパクトカー限定で「車がもらえるオプション」が追加設定され、9~11年契約では月324円の加算でリース終了後に車がもらえるようになります。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額35,100円(39,420円)
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額21,600円(21,600円)
- ボーナス月加算額年2回 81,000円(106,920)
※ガソリンFUNBASE Xの料金、( )内はハイブリッドFUNBASE Xの料金
※定額ニコノリパックのみハイブリッド車の料金がFUNBASE Xになっています。
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
≫ 参考:【定額ニコノリパック】申込~審査やデメリットまでまるわかりガイド
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
期間 |
コスモ (ホワイトパック) |
カルモ (ホワイトプラン) |
ニコノリ |
3年 |
48,924円 (56,376円) |
47,412円 (55,620円) |
ー |
5年 |
37,152円 (43,092円) |
37,260円 (44,172円) |
35,100円 (39,420円※) |
7年 |
31,320円 (37,368円) |
32,940円 (41,148円) |
ー |
9年 | ー |
28,080円 (34,560円) |
ー |
10年 | ー |
26,784円 (32,832円) |
ー |
11年 | ー |
25,488円 (30,996円) |
ー |
※ガソリンFUNBASE Xの料金、( )内はハイブリッドGの料金で定額ニコノリパックのみハイブリッド車の料金がFUNBASE Xになっています。
月々の支払額で1番安いのは11年契約のある定額カルモくんで25,488円の均等支払いでした。
3年契約では定額カルモくんが安く5年契約では定額ニコノリパックがお安いですね。
コスモMyカーリース・スマートビークルは7年が定額カルモくんよりも安いのですがコスモMyカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモMyカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額カルモくんや定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない3年契約では問題がありませんが、5年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
まとめ
出展:トヨタシエスタ公式サイト
今回は人気のトヨタ シエンタのリース料金を単純に一番安いのはいくらなのか?を大手主要カーリース会社で比較してみました。
結果としては定額カルモくんが安いことが分かりました。
頭金なし、月々約25,000円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなくトヨタ シエンタの新車に乗れますのでお得です。
しかし7~9年と契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要があります。
今回の3社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。