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日産ルークスは現在の軽自動車では主流となっている背の高い「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるタイプの軽乗用車です。
このルークスは日産と提携関係の三菱自動車との合弁会社であるNMKVが企画と開発を行い、三菱自動車が生産を行っています。
そのため姉妹車として日産はルークスを、三菱では同じ車種を「eKスペース」の車名で販売しています。
今回は日産ルークスをカーリースで乗る場合の料金を各社で比較してみます。
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いで日産ルークスの新車に乗る場合の料金を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社の日産ルークスの月額・相場
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
日産ルークスはどんなクルマ?
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
2009年に発売された初代日産ルークスはスズキの軽乗用車パレットのOEM供給を受けて販売されていましたが、2代目からは日産と三菱自動車との合弁会社であるNMKVが企画と開発を行い、三菱自動車が生産を行って三菱eKスペースの姉妹として販売されています。2代目モデルでは車名がデイズルークスとなりましたが、3代目の現行モデルでは車名のデイズが外れて再びルークスに戻っています。
3代目となったルークスはスーパーハイトワゴンならではの広い室内空間と大きく開くスライドドアやロングスライドのリアシートなど各所の改良によりさらに使い勝手が向上しているのが特徴です。
さらに新型ルークスへの最適化のために改良を加えたエンジンにはモーターとリチウムイオンが組み込まれた「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」が搭載されて、力強い加速と高い燃費性能を両立させています。
このパワーユニットに組み合わされる変速機は全てCVTオートマチックが搭載され、全てのグレードに4WDモデルが用意されています。
このような基本構造からの見直しとハイブリッドシステムによる燃費はJC08モードで2WD車が27.2km/L、4WD車でも22.4km/L、ターボ付きモデルでは2WD車が22.6km/L、4WD車でも21.2km/Lと優秀な数値を達成しています。
日産ルークスのデザイン
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
外観の全体的なデザインはシンプルで洗練された印象です。
軽自動車規格という決められた寸法の中で、最大限に室内空間を広く取りながら前方からの衝突時の安全性を考慮すると他社のスーパーハイトワゴンと同じ形になりがちですが、ルークスはフロントマスクに近年の日産の共通の「顔」となっているV字型のメッキグリル「Vモーショングリル」を採用し、サイドウインド後端のラインを跳ね上げリアコンビネーションランプの上部につなげる躍動感のある個性的なリア周りのデザインなどを採用することにより、ルークスであることを主張しています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
軽自動車では没個性的になりがちなフェンダーやドアパネルも微妙な曲面を組み合わせて連続性を持たせることで個性的なサイドビューに、アクセントとなるシャープなラインをフロントからリアまで通すことで全体的に安定感を感じさせるスタイリングです。
日産ルークスのインテリア
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
「まるでリビングみたいな広い空間。
乗り込むだけで、みんなの笑顔が輝き出します。」
ルークスのカタログや公式サイトに書かれている通りインテリアは広く、また乗り込んだ人を笑顔にさせるアイデアと快適装備が数多く詰まっています。
リアシートは320mmも前後にスライド可能です
↓
助手席もワンタッチで手前に倒すことが出来、その結果、
↓
リアシートへのアプローチが楽に行えます。
シートアレンジも多彩で、フルフラット化やリアシートを倒すだけでも普通サイズの自転車の積み込みが可能です。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
スライドドアの開口部も650mmと広く、ステップ位置も低いため、小さなお子様や、ご高齢の方も安全に乗り降りが可能です。
運転席は水平基調のダッシュボードのデザインと高めのアイポイントにより安全運転につながる広がりのある視界を確保しています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
日産ルークスの安全装備
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
ルークスの安全装備、特に先進技術(ドライビングサポート)については内容が充実しています。
また、グレード別設定になりますが、高速道路や渋滞する道路などでアクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をクルマがアシストしてドライバーの負担を減少させる「プロパイロット」や車を駐車する時に駐車場の白線や車両を空から見下ろしたような映像で確認でき、周囲に動くものがあると表示とブザーで知れせてくれるアラウンドビューモニターなどが搭載されるのは軽自動車ではまだ少ないために注目の装備です。
- プロパイロット※
- アラウンドビューモニター※
- 自動でハイビームの照射範囲を切り替え※
- ハイビームとロービームを自動で切り替え※
- オートライトシステム
- ふらつき警報
- オートブレーキホールド※
- 坂道発進アシスト
- 標識を検知し注意を喚起
- 先行車発進のお知らせ
- 電動パーキングブレーキ※
- ウインカーレバーにふれるだけで3回点滅
※はグレード別に設定される装備で全車標準装備ではありません。
また、今や必須装備となりつつある先進技術(安全サポート)については全グレード標準装備となりますので安心です。
- 2台前を走る車両を検知し表示とブザーで警告
- 安全に減速できなかった場合ブレーキが自動的に作動
- SOSコール(登録申し込みが必要)
- 走行車線からのはみ出しを警告し、抑制
- 踏み間違いによる衝突回避をアシスト
- 急ブレーキを制動灯を点滅させて後方へお知らせ
日産ルークスのグレード
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html
クルマには装備やエンジンなどが違う数種類の「グレード」が用意されていることが一般的でルークスにも6種類のグレードが用意されています。
全てのグレード2WDと4WDが選択可能で、トランスミッションは全てCVT(AT)となります。
- S
- X
- ハイウェイスターX
- AUTECH
- ハイウェイスターX プロパイロットエディション
- ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション
SがベーシックグレードでハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションが最上級グレードです。
今回は安さにこだわった比較ですので車両価格の安い 「S」グレードで比較してみましょう。
料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:ルークス S 2WD CVT
■燃費JC08モード:27.2km/L
日産ルークスのカーリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
他のリース会社が最長契約期間が9年であるのに対してコスモのマイカーリーススマートビークルの契約期間は3年、5年、7年ですので単純に月々のリース料金を比較してしまうと不利になります。※リース期間が長いほど月々のリース料金は安くなるため。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
3年 | 38,720円 | 40,920円 | 43,670円 |
5年 | 27,610円 | 30,250円 | 33,000円 |
7年 | 23,100円 | 25,960円 | 28,710円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社では基本料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」がコスモマイカーリースの基本料金であるホワイトパックには含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額カルモくん
定額カルモくんの契約期間は1年から11年まで1年刻みで出来るのがポイントです。
メンテナンスパックは上記コスモMyカーリース・スマートビークルと似た構成です。
- メンテプランなし:メンテナンス契約なし
- シルバーメンテプラン:簡易メンテナンス
- ゴールドメンテプラン:フルメンテナンス
- プラチナメンテプラン:ゴールド+メーカー保証延長
期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド | プラチナ |
1年 | 79,420円 | 83,270円 | 84,390円 | ー |
2年 | 48,070円 | 51,920円 | 53,040円 | ー |
3年 | 36,740円 | 40,590円 | 41,710円 | ー |
4年 | 31,460円 | 35,310円 | 36,430円 | 37,440円 |
5年 | 27,720円 | 31,570円 | 32,690円 | 33,700円 |
6年 | 25,740円 | 29,080円 | 30,200円 | 32,220円 |
7年 | 23,650円 | 26,990円 | 28,110円 | 30,130円 |
8年 | 21,780円 | 25,120円 | 26,240円 | 28,260円 |
9年 | 20,130円 | 23,470円 | 24,590円 | 27,110円 |
10年 | 19,030円 | 22,370円 | 23,490円 | 26,010円 |
11年 | 17,930円 | 21,270円 | 22,390円 | 24,910円 |
■リース料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
※全てのメンテプランに含まれます。
■オプションでリース終了後車がもらえる「乗り放題オプション」※旧もらえるプラン
- 契約期間は7年以上
- 対象車種は全車種
オプション料金(乗り放題オプション加算額)
- 500円/月
※「乗り放題オプション」はN-BOX Custom(エヌボックス カスタム)も利用可能です。
定額カルモくんのここがポイント
定額カルモくんは初心者や運転に自信のない方にも優しいカーリースです。それはメンテナンスパックのゴールドおよびシルバーを申し込むと付いてくる補償によって、リース終了時にキズや凹み、室内の汚れなどがあっても軽自動車で15万円、その他で18万円まで修理代を負担してくれるというもので、業界唯一のものです。
さらに軽自動車とコンパクトカー限定で「乗り放題オプション」が追加設定され、7年以上の契約では月500円の加算でリース終了後に車がもらえるようになります。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額 28,380円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額11,000円
- ボーナス月加算額年2回 : 104,280円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
契約期間 | コスモ | カルモ | ニコノリ |
3年 | 38,720円 | 36,740円 | ー |
5年 | 27,610円 | 27,720円 | 28,380円 |
7年 | 23,100円 | 23,650円 | ー |
9年 | ー | 20,130円 | ー |
10年 | ー | 19,030円 | ー |
11年 | ー | 17,930円 | ー |
※コスモはホワイトパックの料金です。
カーリースの料金は期間が長いほどお安くなるため、月々の支払額で安いのは11年契約のある定額カルモくんで17,930円の均等支払いでした。1日当たり598円でルークスの新車に乗れることになります。
今回の3社では同じ契約期間の7年を比べるとコスモマイカーリースが少し安いのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモMyカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない3年契約では問題がありませんが、5年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
例えば5年契約でコスモマイカーリースの「シルバーパック」にすれば自賠責保険料と重量税も含まれ同じ条件となりますが、「シルバーパック」は月々25,960円になるため定額カルモくんの方がお安くなります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
今回は人気の日産ルークスのリース料金を単純に一番安いのはいくらなのか?を大手主要カーリース会社で比較してみました。
今回の比較では定額カルモくんが安いことが分かりました。
頭金なし、月々17,930円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなく日産ルークスの新車に乗れますのでお得です。※1日当たり598円
人気車種である日産ルークスは中古車でも新車と変わらない価格であることが多いため、頭金無し月々1万円台の均等払いで新車に乗れるのはカーリースならではのメリットです。
しかし7~9年と契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要もあります。
今回の2社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
しかし、定額ニコノリパックは車検の基本料金やオイル交換費用まで基本料金に含まれているのです。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。