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三菱デリカD:2はスズキから「ソリオ」をOEM供給されて三菱ブランドで「デリカD:2」として販売されているハイトワゴンです。
現在販売されているデリカD:2は2015年8月のスズキソリオのモデルチェンジに伴い、同年12月に初のフルモデルチェンジとなった2代目で、小型乗用車用に新開発されたクルマの骨格となる部分(プラットホームといいます)を採用しています。
プラットフォームが新設計された結果、新型デリカD:2は軽量化を実現しながら、走行性能や衝突安全性、静粛性なども先代と比較して大幅に向上しているのが大きな特徴です。
さらに室内空間もより広く快適になりました。
引用元:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d2/
このようにフルモデルチェンジにより商品力が向上したデリカD:2はカーリースでも各社で常に申し込みの多い人気車種となっているようです。
そんなデリカD:2のリース料金は月々いくらになるのでしょうか?
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いでデリカD:2の新車に乗る場合の最安値を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社のデリカD:2の月額・料金相場
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
デリカD:2はどんなクルマ?
引用元:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d2/
デリカD:2は現在新車で販売されているモデルが2代目で先代モデル同様にスズキの5ナンバーサイズハイトワゴン「ソリオ」のOEM供給車です。
スズキソリオとデリカD:2はエンブレムの違い程度で実質的に同じクルマですが、ソリオにはガソリンエンジンが選択できるのに対し、デリカD:2は全車ハイブリッド車であるなどグレード構成などに違いがあります。
広くて軽量なデリカD:2
引用元:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d2/
2代目に生まれ変わったデリカD:2は先代モデルとボディサイズにほぼ変更は無いものの、クルマの骨格となる部分(プラットホームといいます)を軽自動車用を改良したものから小型乗用車用(普通車用)の新開発プラットフォームを初導入することで室内の長さと高さを大幅に拡大しながら100キロ(!)もの軽量化も同時に実現しています。
そのため、デリカD:2のパワートレーンには「ハイブリッド」、「マイルドハイブリッド」の2タイプが搭載されたモデルが用意されていますが先代と比較しても燃費性能が向上しています。
組み合わされるトランスミッションはハイブリッド車には5速マニュアルミッションの変速操作を自動化してオートマチックと同様に扱え、マニュアルミッション並みの良好な燃費となる5AMTと呼ばれるタイプが搭載され、マイルドハイブリッド車にはCVT(AT)が搭載されています。
またデリカD:2の車体の幅は法律的には5ナンバーサイズいっぱいの最大1,695mmまで広げられるのですが使いやすさを優先し、あえて1,625mmにしていること、そして短めのボンネットとの相乗効果もあり、狭い路地の運転もらくらく行えます。これは初心者ドライバーの方や運転に自信が無いと感じている方には嬉しいポイントといえるでしょう。
室内ではインパネシフトとフラットなフロアによってクルマから下りなくてもフロントシートとリアへの移動が可能です。またリアシートのスライド量とリクライニング量も多く
多彩なシートアレンジが可能であるために様々な利用スタイルに対応が可能です。
デリカD:2の最大の特徴は室内空間の広さです。3列目のシートこそありませんがそのコンパクトな外観からは想像できないほどの広い空間は初めてデリカD:2に乗り込んだ人の第一声を「ひろ~い!」にしてしまうほどです。
デリカD:2の安全性能
デリカD:2は三菱の最新の先進安全装備「e-Assist」が搭載され、2つのステレオカメラによる衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]やヘッドライトの上下を自動で切り替えできるハイビームアシスト、前進や後退時の誤発進、踏み間違いを抑制するブレーキサポート、車線のはみだしを警報する機能、ステレオカメラで距離を測定しながら車間距離を保ち自動的に加速・減速できる機能などにより、事故そのものを未然に防ぎ、衝撃吸収ボディーなどによって万一の時の衝突被害も軽減します。
これらの安全装備がデリカD:2の全車に標準で装備されていますので安心です。
デリカD:2のグレード
引用元:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d2/
自動車には装備やエンジンなどが違う数種類の「グレード」が用意されていることが一般的でデリカD:2にも数種類のグレードが用意されています。
デリカD:2のグレードは大きく「ハイブリッド」、「マイルドハイブリッド」に別れ、それぞれにグレードが用意されています。
また、駆動方式はハイブリッド車は2WD(FF)のみとなり、マイルドハイブリッド車ではHYBRID MZのみ4WDの選択が可能です。
- ハイブリッド:HYBRID SZ
- マイルドハイブリッド:HYBRID MZ 、HYBRID MX
今回は安さにこだわった比較ですので1番お手頃な「HYBRID MX」で比較してみます。
今回の料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:デリカD:2 HYBRID MX 2WD CVT
■燃費JC08モード:27.8km/L
デリカD:2のリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
他のリース会社が最長契約期間が9年であるのに対してコスモのマイカーリーススマートビークルの契約期間は3年、5年、7年ですので単純に月々のリース料金を比較してしまうと不利になります。※リース期間が長いほど月々のリース料金は安くなるため。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
3年 | 51,920円 | 54,120円 | 57,420円 |
5年 | 37,730円 | 40,590円 | 43,890円 |
7年 | 32,120円 | 35,310円 | 38,610円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社では基本料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」がコスモマイカーリースの基本料金であるホワイトパックには含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額カルモくん
定額カルモくんの契約期間は1年から11年まで1年刻みで出来るのがポイントです。
メンテナンスパックは上記コスモMyカーリース・スマートビークルと似た構成です。
- メンテプランなし:メンテナンス契約なし
- シルバーメンテプラン:簡易メンテナンス
- ゴールドメンテプラン:フルメンテナンス
- プラチナメンテプラン:ゴールド+メーカー保証延長
期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド | プラチナ |
1年 | 127,490円 | 131,850円 | 132,770円 | ー |
2年 | 75,240円 | 79,600円 | 80,520円 | ー |
3年 | 56,980円 | 61,340円 | 62,260円 | ー |
4年 | 48,400円 | 52,760円 | 53,680円 | 54,880円 |
5年 | 42,350円 | 46,710円 | 47,630円 | 48,830円 |
6年 | 37,950円 | 41,800円 | 42,720円 | 44,930円 |
7年 | 33,770円 | 37,620円 | 38,540円 | 40,750円 |
8年 | 31,130円 | 34,980円 | 35,900円 | 38,110円 |
9年 | 28,600円 | 32,450円 | 33,370円 | 36,080円 |
10年 | 27,170円 | 31,020円 | 31,940円 | 34,650円 |
11年 | 25,740円 | 29,590円 | 30,510円 | 33,220円 |
■リース料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
※全てのメンテプランに含まれます。
■オプションでリース終了後車がもらえる「乗り放題オプション」※旧もらえるプラン
- 契約期間は7年以上
- 対象車種は全車種
オプション料金(乗り放題オプション加算額)
- 500円/月
※「乗り放題オプション」はデリカD:2も利用可能です。
定額カルモくんのここがポイント
定額カルモくんは初心者や運転に自信のない方にも優しいカーリースです。それはメンテナンスパックのゴールドおよびシルバーを申し込むと付いてくる補償によって、リース終了時にキズや凹み、室内の汚れなどがあっても軽自動車で15万円、その他で18万円まで修理代を負担してくれるというもので、業界唯一のものです。
さらに軽自動車とコンパクトカー限定で「乗り放題オプション」が追加設定され、7年以上の契約では月500円の加算でリース終了後に車がもらえるようになります。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額41,030円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額33,000円
- ボーナス月加算額年2回 48,180円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
期間 | コスモ | カルモ | ニコノリ |
3年 | 51,920円 | 56,980円 | ー |
5年 | 37,730円 | 42,350円 | 41,030円 |
7年 | 32,120円 | 33,770円 | ー |
9年 | ー | 28,600円 | ー |
10年 | ー | 27,170円 | ー |
11年 | ー | 25,740円 | ー |
※コスモはホワイトパック、カルモはメンテプランなしの料金です。
月々の支払額で1番安いのは11年契約のある定額カルモくんで月々25,740円の均等支払いでした。1日当たり858円でデリカD:2の新車に乗れることになります。
表を見るとコスモMyカーリース・スマートビークルが安いのですがコスモMyカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモMyカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額カルモくんやカーコンカーリースもろコミ、定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない3年契約では問題がありませんが、5年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
例えば7年契約でコスモMyカーリース・スマートビークルの「シルバーパック」にすれば自賠責保険料と重量税も含まれ同じ条件となりますが、7年契約で月々35,310円になるためカルモの方がお安くなります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
引用元:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d2/
今回は人気のハイトワゴン「デリカD:2」のリース料金を単純に一番安いのはいくらなのか?を大手主要カーリース会社で比較してみました。
結果として今回の比較の中では11年契約のある分定額カルモくんが安いことが分かりました。
頭金なし、月々25,740円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなくデリカD:2の新車に乗れますのでお得です。※1日当たり858円
人気車種であるデリカD:2は中古車でも新車と変わらない価格であることが多いため、頭金無し月々2万円ちょっとで新車に乗れるのはカーリースならではのメリットです。
しかし7~9年と契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要があります。
今回の3社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。