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マツダ ファミリアバンは1963年にマツダの乗用車ファミリアの初代モデルのバリエーションとして発売され、現行モデルで10代目となる長い歴史を持つライトバンです。
現行の10代目ファミリアバンはトヨタ自動車のライトバン、プロボックスをOEM供給を受け、エンブレムや車名ステッカーを変更してファミリアバンとして2018年6月より販売しています。
今回はそのマツダ ファミリアバンをカーリースを利用して乗る場合の料金を大手カーリース会社の料金を調査しました。
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いでマツダ ファミリアバンの新車に乗る場合の料金を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社のマツダ ファミリアバンの月額・相場
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
マツダ ファミリアバンはどんなクルマ?
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
マツダ ファミリアバンのボディサイズは全長4,245mm、全幅1,695mm、全高1,525mmという大きさで、これはライバルの日産NV150ADバンに近いサイズです。
日産NV150ADバン
ライトバンのボディサイズのコンパクトさは本来の使用目的では重要な部分ですが、他の部分もライバルの日産NV150ADバンと比較してみましょう。
寸法 | ファミリアバン | NV150AD |
全長 | 4,245 | 4,395 |
全幅 | 1,695 | 1,695 |
全高 | 1,525 | 1,500 |
荷室長 | 1,810 | 1,830 |
荷室幅 | 1,420 | 1,285 |
荷室高 | 935 | 940 |
最大積載量kg | 400 | 450 |
最小回転半径 | 4.9m | 4.7 |
このように比較してみると分かりますが、ライバルの日産NV150ADバンより全長がちょうど150mm短いのですが、荷室の長さは30mm短いだけです。
また全幅が同じなのに対して荷室の幅は35mmほどファミリアバンが広く、高さは5mmの違いです。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
搭載されるエンジンは4気筒1.5Lのガソリンエンジンの1種類でトランスミッションはCVT(AT)が組み合わされています。
駆動方式は全てのグレードで2WD(FF)と4WDを選ぶことが出来ます。
燃費はJC08モードで2WDが19.6km/L、4WDでは15.8km/Lを実現しています。
ファミリアバンの安全性
マツダ ファミリアバンには国土交通省や経済産業省が推進する「安全運転サポート車(サポカー)」に該当する被害軽減ブレーキなどの先進安全技術が全車に標準装備されています。
マツダ ファミリアバン衝突回避支援パッケージの3つの機能で安全運転をサポートします。
1. ぶつからないをサポート~プリクラッシュセーフティ
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
単眼カメラとレーザーレーダーで前方の歩行者や車などを検出して衝突の可能性があることをブザーやディスプレイでお知らせし、最終的にブレーキ操作が無いとプリクラッシュブレーキが作動して、衝突を回避、または被害軽減をサポートします。
2. はみ出さないをサポートレーンディパーチャーアラート
センサーが道路の白線(黄線)を認識して、ドライバーがウインカー操作をしないで車線をはみ出しそうになるとブサーやディスプレイで警報を行います。
3. オートマチックハイビーム
先行車や対向車のランプ、街の明かりなどを認識するとハイビームから自動的にロービームに切り替えます。切り替え忘れの防止や手動切り替えの煩わしさも軽減されます。
この3つの機能にプラスして、雨や雪などの滑りやすい路面では横滑り防止機構(DSC)とトラクション・コントロール(TRC)が機能して車両の安定を確保します。
マツダ ファミリアバンのデザイン
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
他社のライトバンでは、スタイルも考慮してリアゲートが寝かされ、ボディサイドの絞り込みのある丸みのあるデザインが多いのに対して、マツダ ファミリアバンはそ四角い荷室容積を最優先したボディ形状が採用されています。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
ベースとなるトヨタプロボックスは2014年の大掛かりなマイナーチェンジではフロントマスクにはタフなイメージを強調するようなデザインのヘッドライトやフロントバンパー、グリルに交換されていますのでファミリアバンにもそのまま踏襲されています。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
マツダ ファミリアバンのインテリア
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
マツダ ファミリアバンのインテリアは一般的な乗用車とは違い、ビジネスユース(=営業車)としての使い勝手を追求して造り込まれています。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
ノートパソコンや弁当箱を置くことの出来る収納式の「インパネテーブル」をダッシュボード中央に配置したり、スマホを固定できる「マルチホルダー」の下にはUSB端子などのアクセサリーソケットを備え、大型のドアポケットにはノートPCやA4サイズのファイルが収納可能です。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
その他にもカードホルダーやペンホルダーなどビジネスに必要な道具を効率的でスマートに収納できるインテリアです。しかし、割り切ったインテリアであるために豪華さは一切ないのも特徴です。
マツダ ファミリアバンのグレード
ファミリアバン DX
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
マツダ ファミリアバンには基本となる3種類のグレードが用意されています。
- DX
- VE
- GX
DXがベーシックグレードでGXが最上級グレードです。
そして、基本は2WD(FF)ですが、全てのグレードで4WDも選択が可能です。
ファミリアバンDX 運転席
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
このグレードの中から今回はベーシックグレードの「DX」グレードで比較してみましょう。
料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:マツダ ファミリアバン 1.5L DX CVT(AT) 2WD
■JC08モード燃費:19.6km/L
マツダ ファミリアバンのカーリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
コスモMyカーリースの契約期間は個人向けの乗用車は3、5、7年の3種類ですが4ナンバーの商用のバンやトラックは2年から7年まで1年単位の6種類から選ぶことが可能です。※軽商用車は2、4、6年の3種類です。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
2年 | 72,160円 | 74,360円 | 78,540円 |
3年 | 51,810円 | 54,670円 | 58,850円 |
4年 | 41,690円 | 44,770円 | 48,950円 |
5年 | 35,530円 | 38,940円 | 43,120円 |
6年 | 31,350円 | 34,870円 | 39,050円 |
7年 | 28,050円 | 31,680円 | 35,860円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社では基本料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」がコスモマイカーリースの基本料金であるホワイトパックには含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額 35,200円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額22,000円
- ボーナス月加算額年2回 :79,200円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
契約期間 | コスモ | ニコノリ |
2年 | 72,160円 | ー |
3年 | 51,810円 | ー |
4年 | 41,690円 | ー |
5年 | 35,530円 | 35,200円 |
6年 | 31,350円 | ー |
7年 | 28,050円 | ー |
※コスモはホワイトパックの料金です。
今回は2社だけの比較ですが、カーリースの料金は期間が長いほどお安くなるため、月々の支払額で安いのは7年契約のあるコスモマイカーリースで28,050円の均等支払いでした。1日あたり935円で新車のマツダ ファミリアバンが利用できるというわけですね。
今回の2社では同じ契約期間のある5年の料金を比べるとニコノリが330円お安いのですが、コスモマイカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモマイカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
マツダ ファミリアバンのような4ナンバーの商用車(バン)は新車登録から2年で初回の車検があり、以降1年ごとに車検を通す必要があります。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない2年以内の契約では問題がありませんが、3年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
例えば5年契約でコスモマイカーリースの「シルバーパック」にすれば自賠責保険料と重量税も含まれニコノリと同じ条件となりますが、「シルバーパック」は月々38,940円になるためニコノリの方がさらにお安くなります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/familia-van/
今回は4ナンバーバンでは人気のマツダ ファミリアバンのリース料金を大手主要カーリース会社で比較してみました。
今回の2社の比較では長期の7年契約がある分、コスモ マイカーリースが安いことが分かりました。
頭金なし、月々28,050円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなくマツダ ファミリアバンの新車に乗れます。※1日当たり約935円
しかし契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要もあります。
今回の2社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
しかし、定額ニコノリパックは車検の基本料金やオイル交換費用まで基本料金に含まれているという大きなメリットもあります。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。