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日産NV150ADバンはライバルのトヨタプロボックスと並び国産ライトバンの中では人気、販売台数共にトップクラスの1台です。
NV150ADという車名は2016年のマイナーチェンジで変更された新しい車名で、車名の最初の「NV」は「日産(Nissan)のバン(Van)」の意味で、日産の商用バンをNVシリーズとして統一したことによるものです。
現行モデルは2006年に販売が開始された4代目モデルで、初代から3代目までは日産ADバンとネーミングされていました。
今回はその日産NV150ADバンをカーリースを利用して乗る場合の料金を大手カーリース会社の料金を調査しました。
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いでNV150ADの新車に乗る場合の料金を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社の日産NV150ADバンの月額・相場
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
トヨタ サクシード バンはどんなクルマ?
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
日産NV150ADバンは1982年にサニーバンやパルサーバンの後継モデルとして発売されました。
歴代モデルは5ナンバーサイズのボディを持つミドルサイズのライトバンで、エンジンは1.3L~1.5Lのガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンを搭載していました。
現行モデルの日産NV150ADバンのボディサイズは全長4,395mm、全幅1,695mm、全高1,5mmという大きさで、これはライバルのプロボックスや姉妹車のサクシードと同等のサイズです。
トヨタ プロボックス バン
ライトバンのボディや荷室のサイズは重要な部分ですが、ライバルのトヨタ プロボックスバンと比較してみましょう。
寸法 | プロボックス | NV150AD |
全長 | 4,245 | 4,395 |
全幅 | 1,695 | 1,695 |
全高 | 1,525 | 1,500 |
荷室長 | 1,810 | 1,830 |
荷室幅 | 1,420 | 1,285 |
荷室高 | 935 | 940 |
最大積載量kg | 400 | 450 |
最小回転半径 | 4.9m | 4.7 |
このように比較してみると分かりますが、ライバルのプロボックスバンより全長がちょうど150mm長く、荷室の長さも30mmの余裕があります。
また、最大積載量もプロボックスの400kgに対してNV150ADバンは450kgと50キロのアドバンテージがプロユースでは魅力です。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
搭載されるエンジンは4気筒1.5Lと1.6Lのガソリンエンジン2タイプが用意されますが2WD(FF)に1.5Lが搭載され、4WDに1.6Lが搭載されるように分けられています。
トランスミッションはも駆動方式により違いがあり、2WD(FF)モデルがCVTタイプのオートマチックで、4WDモデルは4速オートマチック(4AT)が組み合わされます。
燃費はJC08モードで1.5Lエンジンの2WDが17.4km/L、1.6Lエンジンの4WDが13.0km/Lを実現しています。
日産NV150ADバンの安全性
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
NV150ADバンには先進の安全装備が搭載され、人や車との衝突を回避を促すエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキシステム)などがグレードに関係なく全車に標準装備されています。
ぶつからないをサポート~エマージェンシーブレーキ
フロントカメラで前方の歩行者や車などを検出して衝突の可能性があることをブザーやディスプレイでお知らせし、最終的にブレーキ操作が無いとエマージェンシーブレーキが作動して、衝突を回避、または被害軽減をサポートします。
はみ出さないをサポート~LDW(車線逸脱警報)
センサーが道路の白線(黄線)を認識して、ドライバーがウインカー操作をしないで車線をはみ出しそうになるとブサーやディスプレイで警報を行い、車線に戻す操作を促します。
走行安定性を高める~VDC(ビークルダイナミクスコントロール〔TCS機能含む〕
各センサーがスピードや運転を検知してブレーキやエンジンを制御することで、滑りやすい路面やコーナリング、急なハンドル操作などで起こる横滑りなどを軽減してクルマの安定感や安心感を向上させます。
日産NV150ADバンのデザイン
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
NV150ADバンのデザインはライバルのプロボックスが積載性重視の四角い箱のようなデザインであるのに対して曲線を多用したスタイルで、アゲートも垂直ではなく若干寝かされスタイリッシュです。
サイドもウエストラインに曲面が採用され、サイドガラスの形状によってフロントシートの屋根が盛り上がっているように見える遊び心も感じるデザインです。。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
2016年の大掛かりなマイナーチェンジでは車名を「AD」から「NV150AD」に変更すると同時にフロントマスクには近年の日産車共通の「顔」である「Vモーショングリル」を採用してよりスタイリッシュさを高めています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
日産NV150ADバンのインテリア
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
NV150ADバンのインテリアは一般的な乗用車とは違い、ビジネスユース(=営業車)としての使い勝手を追求して造り込まれています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
NV150ADは車内をオフィス空間と考え、運転席から手が届く17箇所の収納によりビジネスに必要な道具のスマートな収納と、必要な時には瞬時に取り出せるしなやかな機能性を持たせています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
カードホルダーやペンホルダーなどビジネスに必要な道具を効率的でスマートに収納できるインテリアです。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
日産NV150ADバンのグレード
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
日産NV150ADバンには基本となる4種類のグレードが用意されています。
- DX
- VE
- エキスパートLX
- エキスパートGX
DXがベーシックグレードでエキスパートGXが最上級グレードです。
この4つのグレードにそれぞれハイブリッド、1.5Lの2WDと1.6Lの4WDが用意されています。
このグレードの中から今回はベーシックグレードの「DX 1.5L 2WD」グレードで比較してみましょう。
NV150ADバン DX
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:NV150ADバン DX 1.5L 2WD CVT(AT)
■JC08モード燃費:17.4km/L
日産NV150ADバンのカーリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
コスモMyカーリースの契約期間は個人向けの乗用車は3、5、7年の3種類ですが4ナンバーの商用のバンやトラックは2年から7年まで1年単位の6種類から選ぶことが可能です。※軽商用車は2、4、6年の3種類です。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
2年 | 67,870円 | 70,070円 | 74,250円 |
3年 | 48,950円 | 51,700円 | 55,880円 |
4年 | 39,160円 | 42,240円 | 46,420円 |
5年 | 33,110円 | 36,520円 | 40,700円 |
6年 | 29,370円 | 32,890円 | 37,070円 |
7年 | 26,510円 | 30,140円 | 34,320円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社では基本料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」がコスモマイカーリースの基本料金であるホワイトパックには含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額 33,660円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額22,000円
- ボーナス月加算額年2回 :69,960円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
料金を比較してみましょう
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
契約期間 | コスモ | ニコノリ |
2年 | 67,870円 | ー |
3年 | 48,950円 | ー |
4年 | 39,160円 | ー |
5年 | 33,110円 | 33,660円 |
6年 | 29,370円 | ー |
7年 | 26,510円 | ー |
※コスモはホワイトパックの料金です。
今回は2社だけの比較ですが、カーリースの料金は期間が長いほどお安くなるため、月々の支払額で安いのは7年契約のあるコスモマイカーリースで26,510円の均等支払いでした。1日あたり約884円で新車の日産NV150ADバンが利用できるというわけですね。
今回の2社では同じ契約期間のある5年の料金を比べるとコスモマイカーリースが550円お安いのですが、コスモマイカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモマイカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
日産NV150ADバンのような4ナンバーの商用車(バン)は新車登録から2年で初回の車検があり、以降1年ごとに車検を通す必要があります。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない2年以内の契約では問題がありませんが、3年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
例えば5年契約でコスモマイカーリースの「シルバーパック」にすれば自賠責保険料と重量税も含まれニコノリと同じ条件となりますが、「シルバーパック」は月々36,520円になるためニコノリの方がお安くなります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv150ad.html
今回は4ナンバーバンでは人気の日産NV150ADバンのリース料金を大手主要カーリース会社で比較してみました。
今回の2社の比較では長期の7年契約がある分、コスモ マイカーリースが安いことが分かりました。
頭金なし、月々26,510円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなく日産NV150ADバンの新車に乗れます。※1日当たり約884円
しかし契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要もあります。
今回の2社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
しかし、定額ニコノリパックは車検の基本料金やオイル交換費用まで基本料金に含まれているという大きなメリットもあります。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。