スズキ エブリイワゴンは4ナンバー商用貨物バンのスズキ エブリイの広い室内空間を利用し、快適装備を備えて5ナンバーの4名乗りの乗用軽自動車(ワゴン)へと仕立て上げられられた人気車種です。
軽自動車規格の中で最大限の室内空間をとることを目的に設計された商用貨物バンであるため、近頃の軽自動車の主流である、N-BOXやタントなどのスーパーハイトワゴンの広いといわれる室内空間をさらに凌ぐスペースが最大の魅力です。
エブリイワゴンは商用貨物バンベースのワゴンの中では圧倒的な人気とシェアを誇る車種であるためカーリースでも各社で常に申し込みの多い人気車種となっています。
そんなスズキ エブリイワゴンのリース料金は月々いくらになるのでしょうか?
頭金も0円でボーナス加算もなしの均等払いで エブリイワゴンの新車に乗る場合の最安値を各社で比較してみましょう。
この記事を読んで分かること
- 主要大手カーリース会社のエブリイワゴンの月額料金・相場
- 主要大手カーリース会社それぞれ独自の特徴
スポンサードサーチ
目次
スズキ エブリイワゴンはどんなクルマ?
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/
現在軽貨物バンをベースとした乗用ワゴンを生産しているのは実質的にスズキとダイハツの2社でスズキはエブリイワゴンを3社にOEM供給を行い、マツダでは「 スクラムワゴン」、日産では「NV100クリッパー リオ」、三菱では「タウンボックス」という車名で販売されています。、ダイハツでは アトレーワゴンをスバルにOEM供給して「ディアスワゴン」として販売されています。
エブリイワゴンは3代目モデルとして2015年に発売されましたが、ライバルのダイハツ アトレーワゴンは2005年に発売されたモデルが現在も販売が続けられているロングセラーモデルです。
ロングセラーといえば聞こえは良いのですが、改良を重ねているとはいえ、基本設計の10年の違いは販売台数に現れていて、スズキエブリワゴンの2019年の年間販売台数が16,910台であるのに対しダイハツ アトレーワゴンは4,949台と大きな差があります。※全国軽自動車協会連合会のデーターより
エブリイワゴンのベースとなるエブリイバンは軽自動車規格の限られたサイズの中で最大限の室内空間を確保してより多くの荷物を積むことを追求した軽バンの中でも基本設計が新しいためにトップクラスの広さであるため、エブリワゴンも軽乗用車トップクラスの室内空間を持つことが魅力の一つです。
エブリイワゴンのエンジンは全車、直列3気筒インタークーラーターボが4AT(4速オートマチック)と組み合わされて搭載され、駆動方式は全てのグレードで2WDとフルタイム4WDの選択が可能です。
燃費はJC08モードで14.6~16.2km/Lとなっています。
エブリイワゴンはデュアルカメラによるブレーキサポートや後退時にもブレーキサポートを行う衝突被害軽減ブレーキ、前進と後進の誤発進抑制機能、車線はみだしやふらつきを警報してくれる機能、前のクルマの発進を教えてくれる機能、ヘッドライトのハイビームの切り替えをアシストしてくれる機能など、事故を未然に防ぐ予防安全「スズキ セーフティ サポート」で安全運転を常にサポートします。
くつろげる・楽しめる室内空間
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/
タイヤを車体の隅に配置して床部分を広く取り、リアシートが分割して180mmもスライドすることなどにより、前後の乗員間の距離が1,080mmにすることも可能で、4人でゆったりとした乗車が可能です。また多彩なシートアレンジも可能であるため人数や荷物の量の変化にもスムーズに対応が可能です。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/
リアの左側のスライドドアはドアを完全に閉じるまで閉めなくても半ドア状態から自動的に閉じる「スライドドアクローザー」が装備され、力を入れて閉めないと半ドアになりがちなスライドドアのデメリットを解消しています。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/
またグレードによっては指先ひとつで自動で開閉できるワンアクションパワースライドドアを片側、または両側に装備しています。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/
リアのラゲッジスペースには様々な装備を取り付けることを想定してナットや棚などの取り付けが出来るステーなどが装備されています。
アウトドアの装備やグッズを効率よく収納したり、車中泊仕様に改造したりするのに車体に穴を開けるなどの加工が不要ですのでアイデア次第で非常に便利です。
エブリイワゴンのグレード
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/
クルマには装備やエンジンなどが違う数種類の「グレード」が用意されていることが一般的でエブリイワゴンにも3種類の基本グレードが用意されています。
グレード名はベーシックグレードの「JPターボ」と上級グレードの「PZターボ」、トップグレードの「PZターボスペシャル」の3種類で、全てのグレードで標準ルーフとハイルーフが用意されています。
トランスミッションは全て4ATのみで、駆動方式は全てのグレードで2WD(FR)とフルタイム4WDの選択が可能です。
- JPターボ
- PZターボ
- PZターボスペシャル
今回は安さにこだわった比較ですので車両価格の安い「JPターボ ハイルーフ 2WD」グレードで料金比較をしてみましょう。
料金は各社公式サイトのカーリース料金シミュレーションより算出した金額となっています。
■グレード:エブリイワゴン JPターボ ハイルーフ 2WD 4AT
■燃費JC08モード:15.2km/L
エブリイワゴンのリース料金を比較
コスモMyカーリース・スマートビークル
他のリース会社が最長契約期間が9年であるのに対してコスモのマイカーリーススマートビークルの契約期間は3年、5年、7年ですので単純に月々のリース料金を比較してしまうと不利になります。※リース期間が長いほど月々のリース料金は安くなるため。
コスモMyカーリース・スマートビークルはクルマの整備やメンテナンスなどをお任せ出来るメンテナンスパックを3種類の中から選ぶことが出来ます。
- ホワイトパック:メンテナンス契約なし
- シルバーパック:簡易メンテナンス
- ゴールドパック:フルメンテナンス
リース期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド |
3年 | 37,840円 | 40,040円 | 42,790円 |
5年 | 27,610円 | 30,470円 | 33,220円 |
7年 | 23,540円 | 26,620円 | 29,370円 |
※月間走行距離1,000キロで計算
シルバーパックとゴールドパックにはリース期間分の「自動車税」、「自賠責保険料」、「重量税」が含まれますが、ホワイトパックに含まれるのは「自動車税」のみです。
コスモMyカーリース・スマートビークルのここがポイント
コスモのマイカーリーススマートビークルでは月間走行距離を500~1,500キロで選ぶことが出来、距離が多いほど月額料金は高くなります。当然500キロを選択すればお安くなりますが、やはり不安に感じ利方も多いようで、多くの方が1,000キロで申し込みをしているようです。
また、他社の7年契約の相場よりもコスモMyカーリース・スマートビークルが安くなる傾向があるのですが、コスモMyカーリース・スマートビークルは他社ではほとんどが標準で月々のリース料金に含まれる「自賠責保険料」と「自動車重量税」が含まれておりません。しかしその点はシルバーまたはゴールドのメンテナンスパックを選ぶことで追加することが出来ますのでフレキシブルなムダのない契約が可能であるともいえます。
9年の長期契約が無いことでコスモMyカーリース・スマートビークルが不利なように見えますが、じつは累計登録台数5万台を突破して、コスモMyカーリース・スマートビークルは大人気なのです。その理由のひとつとしては他社ではメンテナンスの時に指定の自動車整備工場まで出向かなくてはならないのに対してコスモのガソリンスタンドで給油から車検まで全てお任せ出来るのです。つまり使い勝手が抜群に優れているのですね。全国のスタンドを利用したロードサービスも利用出来るのでとても安心です。
またコスモMyカーリース・スマートビークルだけはリース終了後に車がもらえるようなシステムがないのですが、実際にはカーリース利用者で終了後に買取などをして乗り続ける人は全体の10%ほどで、多くの方は新しい新車のリース車両に乗り換えています。月々定額で新車を乗り継いでいけるのがカーリースのメリットなのですが実際にもそのメリットを利用する人が多いようです。
定額カルモくん
定額カルモくんの契約期間は1年から11年まで1年刻みで出来るのがポイントです。
メンテナンスパックは上記コスモMyカーリース・スマートビークルと似た構成です。
- ホワイトプラン:メンテナンス契約なし
- シルバーメンテプラン:簡易メンテナンス
- ゴールドメンテプラン:フルメンテナンス
- プラチナメンテプラン:ゴールド+メーカー保証延長
期間 | ホワイト | シルバー | ゴールド | プラチナ |
1年 | 71,060円 | 74,910円 | 76,030円 | ー |
2年 | 44,550円 | 48,400円 | 49,520円 | ー |
3年 | 34,870円 | 38,720円 | 39,840円 | ー |
4年 | 30,580円 | 34,430円 | 35,550円 | 36,560円 |
5年 | 27,280円 | 31,130円 | 32,250円 | 33,260円 |
6年 | 26,180円 | 29,520円 | 30,640円 | 32,660円 |
7年 | 25,740円 | 29,080円 | 30,200円 | 32,220円 |
8年 | 23,760円 | 27,100円 | 28,220円 | 30,240円 |
9年 | 21,890円 | 25,230円 | 26,350円 | 28,870円 |
10年 | 20,790円 | 24,130円 | 25,250円 | 27,770円 |
11年 | 19,470円 | 22,810円 | 23,930円 | 26,450円 |
■リース料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
※全てのメンテプランに含まれます。
■オプションでリース終了後車がもらえる「乗り放題オプション」※旧もらえるプラン
- 契約期間は7年以上
- 対象車種は軽自動車とコンパクトカー
オプション料金(乗り放題オプション加算額)
- 500円/月
※「乗り放題オプション」はエブリイワゴンも利用可能です。
定額カルモくんのここがポイント
定額カルモくんは初心者や運転に自信のない方にも優しいカーリースです。それはメンテナンスパックのゴールドおよびシルバーを申し込むと付いてくる補償によって、リース終了時にキズや凹み、室内の汚れなどがあっても軽自動車で15万円、その他で18万円まで修理代を負担してくれるというもので、業界唯一のものです。
さらに軽自動車とコンパクトカー限定で「乗り放題オプション」が追加設定され、7年以上の契約では月500円の加算でリース終了後に車がもらえるようになります。
定額ニコノリパック
定額ニコノリパックはニコニコレンタカーでおなじみの株式会社 MIC(ミック)が運営するカーリースサービスです。
契約期間は基本的に5年間のみとシンプルです。
定額ニコノリパックは基本料金に含まれるものが非常に多いのが特徴で他社では有料の簡易メンテナンスと言える内容まで含まれています。
定額ニコノリパックで公式サイトに掲載されているのは
■5年契約料金
※全て税込料金
均等支払い料金(頭金なし、ボーナス加算なし)
- 月額26,510円
ボーナス加算あり料金(頭金なし)
- 月額11,000円
- ボーナス月加算額年2回 93,060円
基本料金に含まれるもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 重量税
- 車検基本料
- メンテナンス
基本料金に含まれるメンテナンスは
- オイル交換(6カ月毎計9回)
- ウォッシャー液補充
- バッテリー液補充
- クーラント液(冷却水)補充
定額ニコノリパックでは基本料金にオイル交換などのメンテナンスが含まれていますが、さらに有料オプションとして2種類のメンテナンスパックが用意されています。
- ライトプラン +月々2,200円(税込)~
- バリュープラン +月々3,300円(税込)~
ライトプラン | バリュープラン |
|
|
ライトプランとバリュープランの違いはライトプランの内容に加えてバリュープランではタイヤ4本とバッテリー交換が加えられることです。
5年契約のみの定額ニコノリパックですので走行距離の多くない方はタイヤ交換の可能性も少ないためにバリュープランでなくても良いかもしれません。
定額ニコノリパックのここがポイント
シンプルな5年契約のみの定額ニコノリパックは期間中の車検費用やオイル交換などのメンテナンスが基本料金に含まれるために維持費も安く、5年ごとに新車に乗り換えていきたい方におすすめしたいカーリースです。
エブリイワゴンのカーリース料金を比較
上記のカーリース月額料金を比較表にしてみました。
期間 | コスモ | カルモ | ニコノリ |
3年 | 37,840円 | 34,870円 | ー |
5年 | 27,610円 | 27,280円 | 26,510円 |
7年 | 23,540円 | 25,740円 | ー |
9年 | ー | 21,890円 | ー |
10年 | ー | 20,790円 | ー |
11年 | ー | 19,470円 | ー |
※コスモはホワイトパック、カルモはホワイトプランの料金です。
月々の支払額で1番安いのは11年契約のある定額カルモくんで月々19,470円の均等支払いでした。1日当たり649円でエブリイワゴンの新車に乗れることになります。
コスモMyカーリース・スマートビークルは7年が安いのですがコスモMyカーリース・スマートビークルの料金は「ホワイトパック」の料金ですので注意が必要です。
コスモMyカーリース・スマートビークルの「ホワイトパック」は定額カルモくんやカーコンカーリースもろコミ、定額ニコノリパックでは基本料金に含まれている自賠責保険料と重量税が含まれていません。
※ホワイトパックにオプションでプラスするか、シルバーパックかゴールドパックを選べば自賠責保険料と重量税が含まれます。
自賠責保険料と重量税は車検の時に必ず支払う費用ですので、車検を通す必要のない3年契約では問題がありませんが、5年以上の契約では基本料金に含まれていない場合は別途支払いが必要になります。
例えば7年契約でコスモMyカーリース・スマートビークルの「シルバーパック」にすれば自賠責保険料と重量税も含まれ同じ条件となりますが、7年契約で月々26,620円になるためカルモの方がお安くなります。
カーリース各社で基本料金やメンテナンスプランに含まれる内容が違いますので下記の参考記事などをお読みになり、内容をしっかり確認してから契約をすることが大切です。
まとめ
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/everywagon/
今回は人気のエブリイワゴンのリース料金を単純に一番安いのはいくらなのか?を大手主要カーリース会社で比較してみました。
結果として今回の比較の中では11年契約のある分定額カルモくんが安いことが分かりました。
頭金なし、月々19,470円の均等支払いのみでボーナス時の加算もなくエブリイワゴンの新車に乗れますのでお得です。※1日当たり649円
人気車種であるエブリイワゴンは中古車でも新車と変わらない価格であることが多いため、頭金無し月々2万円を切る料金で新車に乗れるのはカーリースならではのメリットです。
しかし7~9年と契約期間の長いカーリースですからリース期間中に気楽にメンテナンスなどが出来るかなど総合的に考える必要があります。
今回の3社ではコスモMyカーリース・スマートビークルはコスモ石油のガソリンスタンドで全てお任せ出来るのがメリットであると言えます。
月々の料金の安さも大切ですが、リース期間中の使いやすさも考慮して、あなたにぴったりなリース会社やプランをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございます。