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カーリースの利用者が増加中です。
コスモ石油やカーコンビニ倶楽部などのCMも頻繁に放送されていますね。
でも、カーリースを検索するとデメリットばかりなんて記事を目にすることもあります。
それなのに、なぜカーリースを選ぶ人が増え続けているのでしょうか?
増え続けるカーリースの利用者
【新車販売に占めるリース車比率】
年別 | 新車販売台数 | リース車契約台数 | ||
リース車比率 | 前年比 | |||
平成8年 | 7077745 | 462003 | 6.50% | 103% |
平成9年 | 6725026 | 487337 | 7.20% | 106% |
平成10年 | 5879425 | 469627 | 8.00% | 96% |
平成11年 | 5861216 | 455029 | 7.80% | 97% |
平成12年 | 5963042 | 529367 | 8.90% | 116% |
平成13年 | 5906471 | 554621 | 9.40% | 105% |
平成14年 | 5792093 | 530003 | 9.20% | 96% |
平成15年 | 5828178 | 565224 | 9.70% | 107% |
平成16年 | 5853050 | 611907 | 10.50% | 108% |
平成17年 | 5851921 | 648558 | 11.10% | 106% |
平成18年 | 5739407 | 709289 | 12.40% | 109% |
平成19年 | 5353581 | 697015 | 13.00% | 98% |
平成20年 | 5082133 | 634761 | 12.50% | 91% |
平成21年 | 4609182 | 498102 | 10.80% | 79% |
平成22年 | 4956136 | 511019 | 10.30% | 103% |
平成23年 | 4210219 | 497210 | 11.80% | 97% |
平成24年 | 5369720 | 581133 | 10.80% | 117% |
平成25年 | 5375513 | 601938 | 11.20% | 104% |
平成26年 | 5562888 | 625143 | 11.20% | 104% |
平成27年 | 5046510 | 620343 | 12.29% | 99% |
平成28年 | 4970258 | 647412 | 13.03% | 104% |
平成29年 | 5234165 | 735097 | 14.04% | 114% |
一般社団法人 日本自動車リース協会連合会のデーターでは新車販売に占めるリース車比率が
平成8年では6.5%であったのが平成29年では14.04%まで上昇しています。
まさに右肩上がりに上昇しているのですね。
あなたの周りにもカーリース利用者がいるのではないでしょうか?
14.04%ということは・・道路を走る車の、
10台中1台以上がリース車両ということになります。
100台であれば14台がリース車両なのです。
こう考えると本当に多いと思えますね。
カーリース利用者が増加しているということは
クルマを「購入」しないで「カーリース」という個人では新しいクルマの所有方法を選ぶ方が増加しているということになります。
でも最初にお話したのですが、カーリースにはメリットがあると同時にデメリットもあるのです。
それなのになぜカーリースの利用者は増え続けているのでしょうか?
カーリースのデメリット
カーリースのデメリットを紹介します。
リース後に買い取るなら現金一括やローン購入の方が総額が安い
一般的なカーリースではリース終了後に自分のものとはならずに、リース会社へ返却しなければなりません。
最終的に購入して乗り続ける場合は銀行のマイカーローンなどで購入する場合より高くなることが多くあります。
カーリースでは利用料に含まれるメンテナンス料金や税金支払い分など全てに金利がかけられ、その金利も銀行のローンなどより高いことが多いからです。
総額で1番安く購入するのであれば現金一括での購入に限ります。
このため、
少しでも総額の安さに拘りたい方や、お金を支払って最後に自分の所有にならないのに抵抗がある方はカーリースには向かないといえるでしょう。
なぜこんなデメリットがあるのにカーリースを選ぶのか?
このような主に「金額」のデメリットがあるのにカーリースをあえて選ぶのでしょうか?
それには車を現金やローンで購入する場合のデメリットも考えられているからなんです。
カーリースの特徴が新車に頭金なしで毎月定額で新車に乗れることです。
現金購入であれば一気に貯金が減ることになり、ローンでも車両価格の何割かの頭金を準備しなければなりません。
お子様への育児や学費などにお金が掛かる時期であれば、何かあったときのことを考えると貯蓄が一気に減るのはとても不安です。
カーリースでは手持ちの資金が一気に減少しないので、それを理由にカーリースを選ぶ方がいらっしゃいます。
クルマを現金またはローンで購入した場合は消耗品の交換や自動車税や車検代金も別途ご自分で支払う必要があります。
そのためクルマのための支払いが毎月大きく変化します。
とくに車検が近くなると高額な車検費用を準備しておかなけれななりませんので大変です。
消耗品の交換もタイヤやバッテリーなどとなると数万円の支払いとなることが珍しくありません。
このようなことはマイカーを所有している方なら常識なのですが、
カーリースでは必要のないことなのです。
とくにカーリースのメンテナンスパックに加入しておけばリース期間中は消耗品の交換や車検代も含めてほぼ毎月定額でOKになります。
また、車検の期日もお知らせのハガキなどが届きますので、ご自分で期日管理する必要もなくなります。
自動車税の支払いもリース会社がやってくれますので
うっかり支払いを忘れてしまう
ようなこともありません。
簡単に言えば楽なのです。
お金の面も精神的にも、お任せしてしまえば済むので楽なのです。
例えて言うなら、カーリースって賃貸住宅のようなものと考えることが出来ます。
毎月の家賃さえ支払っていれば住宅を購入する時の面倒な手続きや固定資産税の支払いなども必要ありません。
引っ越す場合も住宅・マンションを売却するような大変な作業は必要ありません。
カーリースを利用するのはこのような点もメリットであるのは間違いありません。
クルマの所有にも拘らない方がほとんどのようで、リース終了後は皆さん新しいクルマを新規でリースしているようです。
とくに車種に拘らなければ、リースが終了した古い車より、新しいクルマが絶対に安全性能が高いために乗換えがおすすめです。
このように
総額の違いなどよりも利用中の快適さを求めるならデメリットにはなりません。
走行距離の制限を気にしなければならない
カーリースにはリース期間中の走行距離の上限が決められています。
決められた走行距離の上限を超えてしまうと、リース終了時にクルマを返却する時に
「走りすぎて車の価値を下げてしまった」
とされて違約金を請求されてしまうことがあります。
上限距離は会社ごとや契約ごとに違い、毎月平均500キロくらいから2,000キロくらいまで差があります。
中には自分で上限走行距離を選べる場合もありますが、当然上限距離が多いほどリース料金は高くなってしまいます。
なぜこんなデメリットがあるのにカーリースを選ぶのか?
なぜ、走行距離制限があるのにあえてカーリースを選ぶ方がいるのでしょうか?
じつは、この理由はとっても簡単なのです。
理由は
そんなに走らないから
なのです。
走行距離制限の上限まで走らないんですね。
これは、距離制限を越えないように気をつけて走るという意味ではありません。
日本人はみんなそんなに走らないのです。
ある調査で、日本人の月の平均走行距離は370キロほどであったそうです。
走行距離制限で少なめなカーリースでも1,000キロの距離制限が多いようです。
そのため、平均にプラスしてあと600キロも走れるのです。
そんなに走りますか?
もっと走るという方は2,000キロまで毎月走れるカーリースもありますのでそちらを選べばよいのですが、そこまで走る方は個人では極少数だと思います。
なぜかこの距離制限がカーリースの致命的な欠点とおっしゃる方がいるのですが不思議です。
多分、連休で家族旅行や、北海道などにロングドライブをすれば2,000キロでは少ないと思っているのかも知れませんね。
でもカーリースの走行距離制限はあくまでも月あたりの平均の距離なので、リース終了時のトータルで距離が越えなければOKなのです。
たとえば3年契約で毎月の距離制限が1,000キロなら
36(ヶ月)×1,000(キロ)=3万6千キロ となるわけです。
連休のドライブでその月は走行距離が1,000キロを超えてしまっても
リース終了時に36,000キロを超えていなけえば良いわけです。
北海道などの地域では他の地域に比べて距離を伸ばす方が多いようですが、首都圏た大都市のドライバーは毎日乗ってもそれほどの距離にはなりません。
関東地区全体でも埼玉、神奈川、千葉エリアのドライバーもプロドライバーでもなければそれほどは走行しません。
平均的なドライバーであれば走行距離制限はデメリットにはなりません。
クルマを廃車にしてしまったら解約となり残金の支払いが必要
リース車両を事故などで修理不能な全損状態で廃車になってしまった場合は継続は不可能となりますのでリース会社側から強制的に解約とされてしまいます。
そうなるとカーリースでは残りのリース料金をまとめて支払う必要があり、高額な請求となってしまいます。
一括の支払いとなりますので大変なこととなってしまいます。
なぜこんなデメリットがあるのにカーリースを選ぶのか?
全損時の一括支払いは任意保険(自動車保険)に「車両保険」をプラスしておけば、万が一の時はそちらから支払われますので心配する必要はありません。
カーリースの料金には一般的に自賠責保険料も含まれますが、自賠責保険は事故の相手の身体のみが対象で、相手のクルマなどは対象になりません。
そのために任意保険の加入はカーリースだけではなくクルマを運転する全ての方には必須といえます。
任意保険に車両保険をつけておけばカーリースの車両の全損時も、修理が出来る場合も費用が出ますので安心です。
現在自家用車で自動車保険に加入中の方はクルマをリースに変えても引継ぎが可能ですので等級による割引などもそのまま受けることが出来ます。
また最近ではカーリースに合わせた自動車保険もありますので、加入中の保険会社にご相談してみてください。
そして、この件は車を購入した場合でも全損になってしまえば支払い済みの車を失うことになるので大きな違いはありません。
車両保険つきの任意保険に加入すればOKなのでデメリットにはならない。
カーリースのメリット
この記事をお読みの方ならお分かりかと思いますが、改めてカーリースのメリットを再確認してみましょう。
まとまった頭金は無しで新車に乗れる
どちらのカーリース会社でもおなじみですね。
確かにカーリースであればピカピカの新車に頭金無し(0円)で乗り出せます。
先ほどの説明の通り、車の購入は現金でもローンでもまとまった持ち出し金が必要です。
新車では特に諸費用と呼ばれる車体以外の金額が必要で、思ったよりも手持ちの資金がなくなってしまい何かあったら心配になってしまいます。
カーリースであれば本当に0円で新車生活がスタートできますよ。
毎月定額で家計の見通しが良くなる
カーリースの支払いは毎月定額で
急に大きな出費が必要になることがありません。
そのためクルマを購入した場合よりも家計の見通しが良くなり、予測もしやすくなります。
メンテナンスパックに加入すれば消耗品の交換などを行っても月額支払いは定額のままでOKです。
タイヤ4本やバッテリーといった高額な消耗品を交換しても支払いが同じというのは嬉しいものですよ。
もちろんクルマを購入すれば最大の出費となる車検の費用も含まれますので、お金の準備も不要です。
何も分からなくてもOK メンテナンスはお任せ
リース会社によって違いはありますが、フルメンテナンスパックに加入しておけばメンテナンスはお任せでOKです。
クルマのことが分からなくて、交換のタイミングが分からなかったり、忘れてしまって故障してしまうようなこともありません。
メンテナンスに加入していれば定期的なメンテナンスや車検の時期にもお知らせが来ますので自分で管理する必要も不要になります。
クルマに関する多くの面倒なことはメンテナンスプラン付きのカーリースが解決してくれます。
考える必要が無いのって精神的にすっごく楽ですよ!
≫ 参考:カーリースのメンテナンスリースやパックの個人のメリットとは?
カーリースをおすすめできない人は?
カーリースが増加しているといっても全ての方に向いているとはいえません。
上記のデメリットなどからカーリースに向いていない人はどのような人かまとめてみました。
カーリースに向いていない人
- 1円でも支払いが高くなるのはイヤで、貯金が無くなっても現金で支払う方
- 毎月連続して距離制限以上走る方
- 任意保険は入っているが、車両保険の追加支払いがいやな方
- 使い道に困るほどのお金持ちの方
- 大改造してオートサロンに出品したい方
- 最後は自分の車にしたい方
最後は自分の車にしたい方には解決できるカーリースもあります。
クルマがもらえるカーリースです↓
≫ 参考:カーコンカーリースもろコミ月8000円で車がもらえるからくりとは?
カーリースに向いてる人
- 貯蓄を急に減らしたくない人
- クルマの出費に波があるのはいやな人
- いつも整備された安全な車に乗りたい方
- 毎月の走行距離が多くて2,000キロくらいな方
- 車の整備や車検の管理はお任せしてしまいたい方
- 総額が多少高くても面倒なことは避けたい方
あなたはどちらの項目に当てはまる事が多かったですか?
まとめ
代表的なカーリースのデメリットと呼ばれる事柄はそれぞれの価値観や利用方法でデメリットではなくなることが分かりましたね。
急成長しているカーリースを利用している方たちはカーリースのデメリットを受け入れているわけではなく、問題なく満足して利用しているのだと思います。
でもあまり多くはないと思いますが総額や距離制限に対してデメリットを受け入れることが出来ずに利用をあきらめる方もいるのでしょうね。
今回のデメリットがデメリットとならないのであれば、ぜひカーリースを検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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